配線

LANケーブルは作れる。自作LANケーブルの作り方

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こんにちは、ノラです^^

あまり目立たないけど、
光回線を利用する上で欠かせないものと言えば「LANケーブル」よね。

光回線の終端装置であるONUと光コンセントを繋いだり、光回線を無線化するための
WiFiルーターをONUに接続したりするのにLANケーブルを使うわ。

普通は両端にコネクタが取り付けられてる成型されたLANケーブルを買って
使うんだけど、実はLANケーブルって自分で作ることもできるのよ。

LANケーブルを作るって言うと何か難しそうだけど、
材料と道具さえあればそんなに難しくないのよねぇ。

それじゃあ、
LANケーブルを作るのに必要な材料・道具から作り方まで詳しく紹介していくわね。

     
   

LANケーブルを作るのに必要な材料

まずLANケーブルを自分で作るのに必要な材料は
 ・自作用LANケーブル
 ・コネクタ
の2つよ。

銅線を使って一からLANケーブルを作ることもできるけど、一からLANケーブルを
作るには専門的な知識が必要だし、手間もお金も時間もかかるわ。

端にコネクタが付いてない「自作用LANケーブル」が50mとか100mといった長さで
売られてるから、それを使うのがおすすめね。

LANケーブルのカテゴリーなどによって値段は変わるけど、
100mだと大体5,000~10,000円ぐらいよ。

「コネクタ」は光コンセントなどに差し込む部分の部品で、
パソコン用品の専門店や通販サイトで手に入るわ。

コネクタは10個とか50個とか100個といった単位で販売されてて、
10個だと500円前後、50個だと1,000円前後、100個だと1,500~2,000円
といったところね。

それから必須じゃないけど、コネクタの爪が折れるのを防いだりケーブルを
抜けにくくするための「モジュラーカバー」って部品を使っても良いわよ。

モジュラーカバーが付いてると自作したLANケーブルには見えなくから、
見た目を気にするんだったらモジュラーカバーを使いましょう。

自作用LANケーブルを選ぶポイント

自作用LANケーブルを選ぶ際には、コネクタを取り付ける時や
完成後に使う時のことを考えて、いくつかのポイントを抑えておいた方が良いわ。

まず1つ目はLANケーブルの「カテゴリー」で、
これは実際にLANケーブルを使う際に通信品質に大きく関わってくるのよ。

一般的な最大通信速度1Gbpsの光回線を使ってるなら、
1Gbpsに対応してるカテゴリー5eかカテゴリー6のLANケーブルを使いましょう。

通信速度だけじゃなくて通信の安定性も考慮するなら、
上位のカテゴリー6の方が良いかもしれないわね。

最大2GbpsのNURO光や最大5Gbps10Gbpsのサービスを利用してる場合は、
最大10Gbpsのカテゴリー6e(A)かカテゴリー7を選ぶと良いわよ。

上位カテゴリーになるほど性能は上がるけど値段も高くなるから、
LANケーブルを選ぶ際にはお財布ともよく相談してね。

短いなら撚線、長いなら単線

LANケーブルには「撚線(より線)」と「単線」があるんだけど、
自作するLANケーブルの長さによってどちらかを選ぶようにしましょう。

LANケーブルの内部には8本の芯線が通ってて、
撚線は7本の細い銅線を撚り合わせて1本の芯線としてるのに対して
単線は芯線に太い1本の銅線を使ってるの。

撚線は距離が伸びるとノイズによって通信品質が落ちちゃうんだけど、
柔らかくて取り回しがしやすいのよ。

単線は硬くて取り回しがしにくい反面、距離が伸びても通信品質が落ちにくいわ。

だから10m20mといった長さのLANケーブルを作るなら単線の方が良いし、
10m未満の短いLANケーブルを作るんだったら撚線の方が良いのよ。

LANケーブルの形状とシールドの有無

LANケーブルの形状には
 ・スタンダード
 ・フラット
 ・スリム
の3種類があって、自作するんだったら「スタンダード」がおすすめね。

単純に「フラット」や「スリム」の自作は難易度が高くて、
スタンダードが一番自作には向いてるの。

また、後で紹介する自作に必要な道具の多くもスタンダードに対応してるから、
LANケーブルの形状はスタンダードが良いってわけ。

それからLANケーブルには「UTP」と「STP」の2種類があるんだけど、
これはシールドの有無を表してて、UTPがシールド無し、STPがシールド有りよ。

STPは芯線がアルミ箔で保護されてるからノイズに強くて通信品質が落ちにくいん
だけど、LANケーブルを自作するとなるとSTPだと難易度が上がっちゃうわ。

だからシールドが無いUTPのLANケーブルの方が自作するのには適してるわね。

コネクタを選ぶポイント

一般的に市販されてるLANケーブルには「RJ-45コネクタ」と言われる部品が
取り付けられてるから、LANケーブルを自作する時もRJ-45コネクタを使いましょう。

コネクタにも対応カテゴリーがあるので、カテゴリー6のLANケーブルを自作するなら
カテゴリー6に対応したコネクタを用意しないとダメよ。

また撚線用や単線用でもコネクタの種類が分かれてるから、自作用LANケーブルに
合ったものを選ぶか撚線・単線両方に対応してるものを選ぶと良いわ。

さらにUTPとSTPがコネクタにもあるから、
これも自作用LANケーブルに合わせて選びましょう。

それから、LANケーブルにコネクタを取り付ける際に格段に便利なので、
「ロードバー」が付いてるコネクタを選ぶべきよ。

コネクタの爪が折れると接続不良を起こしちゃうから、
できれば爪折れ防止のものを選んだ方が良いわね。

爪折れ防止じゃないコネクタを使う場合でも、
モジュラーカバーを付ければ爪が折れる危険性を軽減できるわ。

コネクタは一度LANケーブルに圧着すると取り外せないから、
もし圧着に失敗した場合はそのコネクタは二度と使えないのよ。

最初は圧着に失敗するケースも少なくないから、無駄になる可能性もあるけど
50個とか100個とか多めにコネクタを用意しておいた方が良いわね。

LANケーブルを作るのに必要な道具

LANケーブルを作るのに必要な道具は
 ・かしめ工具
 ・テスター
 ・外皮むき工具
の3つよ。

「かしめ工具」はあまり聞き慣れないけど、
簡単に言うとLANケーブルとコネクタを圧着させるための工具なの。

ホームセンターや通販サイトで手に入り、安いものだと1,500円前後、
高いものだと10,000円以上するわ。

「テスター」は、自作したLANケーブルが断線してないかどうかを確認するための
機器で、高いものは10,000円以上するけど安いものだったら2,000円ぐらいで
手に入るわよ。

いきなりLANケーブルを繋いでインターネットが使えるかどうか試しても良いけど、
テスターを使った方が手間をかけずにLANケーブルの断線の有無を確認できるの。

最後の「外皮むき工具」は、LANケーブルの被覆部分を切って内部の芯線を
むき出しにするための工具で、1,000~2,000円のものが多いわね。

ハサミやカッターで代替できるんだけど、
芯線を傷付けずに被覆部分を切るには外皮むき工具があった方が便利よ。

LANケーブルを作るのに必要な道具一式がセットになった、
「自作キット」も3,000~5,000円ぐらいで販売されてるわ。

1度だけじゃなくて2度3度とLANケーブルを自作するんだったら、
自作キットを買っておくと良いかもしれないわね。

かしめ工具はできるだけ高価なものを使う

LANケーブル以外に自宅の配線を自作することが無いなら、
かしめ工具はLANケーブルを作るためだけに買うことになるわ。

他に使い道が無いとなると安価なもので良いかとなっちゃいがちだけど、
かしめ工具は安価なものを使わない方が良いのよ。

LANケーブルとコネクタを圧着するのにかしめ工具を使うんだけど、
安価なものだと精度があまり高くなくて、ちゃんと圧着できないことがあるわ。

コネクタがちゃんと圧着できてないLANケーブルは当然使えないから、
しっかり圧着できるように精度も値段も高いかしめ工具を使わないとダメなの。

10,000円以上するものを使う必要は無いけど、
できれば4,000~5,000円ぐらいはするかしめ工具を使うようにしましょう。

またかしめ工具の中には外皮むき工具が一体となったものもあるから、
それだと外皮むき工具を別途購入する必要が無くて便利よ。

鋼線切断用のハサミもあった方が良い

別に必須ってわけじゃないんだけど、自作用LANケーブルを適当な長さに
カットするのに鋼線切断用のハサミがあった方が良いのよ。

さすがに普通のハサミだとLANケーブル内部の銅線が切れないけど、ニッパーが
あれば鋼線切断用のハサミが無くてもLANケーブルをカットすることはできるわ。

ただLANケーブル内部には少なくとも8本の銅線が通ってるから、
ニッパーでカットするとなると結構な力が必要になるのよねぇ。

またニッパーでカットすると切り口がキレイにならないこともあって、
切り口がキレイじゃないと後で作業しにくかったりもするわ。

鋼線切断用のハサミだったら8本の銅線を束ねたLANケーブルでも力を入れずに
カットできるし、カットした切り口もキレイになるの。

ニッパーがあれば必要は無いけど、
鋼線切断用のハサミがあるとLANケーブルを作る作業がより楽になるわよ。

     
   

LANケーブルの作り方

必要な材料と道具が揃ったところで、
いよいよ実際のLANケーブルの作り方を詳しく説明していくわね。

大まかな流れとしては
 1.自作用LANケーブルを必要な長さにカット
 2.LANケーブルの被覆部分を剥いて芯線を出す
 3.コネクタをLANケーブルの先に取り付ける
 4.LANケーブルとコネクタを圧着する
 5.テスターで断線が無いかを確認
そしてLANケーブルの完成となるのよ。

LANケーブルをカットしたりコネクタを取り付ける時に、
銅線で手を怪我する可能性もあるから、できれば薄手の作業手袋をしておくと安心ね。

自作用LANケーブルは少し長めにカットする

LANケーブルを作る最初の作業は「自作用LANケーブルのカット」なんだけど、
必要な長さきっちりじゃなくて少し長めにカットしておくのがコツよ。

コネクタをLANケーブルに圧着させたのは良いけど、最後のテスターで断線が
確認された場合はコネクタを圧着した部分を切り落として作業をやり直すことになるわ。
(圧着したコネクタは取り外せない)

必要な長さきっちりでLANケーブルをカットしてると、
一度でも作業をやり直すことになったら長さが足りなくなっちゃうのよ。

だから最初にLANケーブルをカットする際には、2~3度やり直すことを想定して
プラス10cmぐらいの長さにカットしておくと良いんじゃないかしら。

ちなみにモジュラーカバーを使う場合は、LANケーブルをカットした後、
被覆部分を剥く前にモジュラーカバーを取り付けておきましょう。
(後から付けられるタイプのモジュラーカバーならコネクタを圧着してからでOK)

被覆部分を剥く時は芯線を傷付けないように気を付ける

LANケーブルを必要な長さにカットしたら、
次は被覆部分を剥いて芯線を出す作業になるわ。

外皮むき工具やカッターなどを使って、
LANケーブルの端から5cmぐらいの被覆部分に切れ目を入れて剥いていくのよ。

いきなり深く切れ目を入れると芯線を傷付けちゃうから、最初は浅めに切れ目を入れて、
芯線を傷付けないように少しずつ切れ目を深くしていきましょう。

ちなみに外皮むき工具は刃の高さが調節できるようになってるから、最初は刃の高さを
一番低くして切れ目を入れ、その後少しずつ刃を高くしていくと良いわ。

LANケーブルのカテゴリーによっては、「十字介在」と言われる芯線を区切るための
十字の仕切り板が芯線とともにLANケーブル内部に通ってるの。

コネクタを取り付けるのに十字介在は不要だから、
被覆部分を剥いて出てきた十字介在はカットしておいてね。

芯線を並び替える

被覆部分を剥いて8本の芯線を出したら、コネクタを取り付ける前に、
正しい順番に並び替えないといけないわ。

8本の芯線はそれぞれ色分けされてるから、左から順に
 1.橙白
 2.橙
 3.緑白
 4.青
 5.青白
 6.緑
 7.茶白
 8.茶
と並べるのよ。

この並びが間違ってると、コネクタを取り付けてもLANケーブルは使えないから
間違えないように気を付けてね。

コネクタを取り付ける

8本の芯線を並び替えたらコネクタを取り付けるんだけど、
コネクタにロードバーが有るか無いかで難易度が大きく変わってくるわ。

ロードバーが有る場合は、ロードバーの穴に芯線を1本ずつ並べ替えた順番通りに
通して、ロードバーを被覆部分から出てる芯線の根元部分まで押し込むの。

そしてロードバーに合わせて芯線をカットして、
ロードバーごとコネクタに差し込めばOKよ。

芯線がコネクタの先頭に付いてないとダメだから、
少し力を入れてグッと強めに押し込むようにしてね。

ロードバーが無い場合は、
並べ替えて長さを揃えた芯線をそのままコネクタに差し込むことになるわ。

芯線の順番が入れ替わってもダメだし、
芯線がコネクタの先頭まで達しないといけないしで失敗しやすいのよ。

だから初めてLANケーブルを作るんだったら、
ロードバーが有るコネクタを用意しておくのがおすすめなの。

かしめ工具でLANケーブルとコネクタを圧着

LANケーブルの先端にコネクタを取り付けたら、
かしめ工具を使ってLANケーブルとコネクタを圧着するのよ。

かしめ工具の「8P」の穴にコネクタを取り付けたLANケーブルを挿し込み、
LANケーブルが抜けないように手でケーブルを押し付けるようにしておくの。

そしたらかしめ工具を握って圧着させるんだけど、
一気に握り込むんじゃなくて少しずつ力をこめていくのよ。

かしめ工具からLANケーブルを抜いて、コネクタの先端に芯線が達してるかどうか、
圧着させたコネクタがちゃんとケーブルの外皮に食い込んでるかなどを確認してね。

モジュラーカバーを使う場合は最後にモジュラーカバーを取り付け、
さらにLANケーブルの反対側の端にも同様にコネクタを圧着させれば
ひとまず作業は終了よ。

テスターで断線が無いことを確認して完成

LANケーブルの両端にコネクタを取り付けたら、
最後にテスターで断線が無いかどうかをチェックするの。

テスターにLANケーブルの両端のコネクタを挿し込んで、
断線してないことが確認できたらLANケーブルの完成よ。

この時、テスターの向きを変えてみたり、ケーブルを曲げたり伸ばしたりねじったりして、
何度かテストしてみてね。

コネクタの圧着がしっかりできてないと、
ケーブルを曲げたり伸ばしたりすることで接触不良が発生する可能性があるのよ。

1回だけのテストだと接触不要が発生するかどうかが分からないから、
色々とケーブルの状態を変えて何度かテストすることで接触不良が発生しないことが
確認できるわ。

もしテスターで断線や接触不良が確認された場合は、一度の両方やり直すんじゃなくて、
片方ずつやり直してその都度テスターで断線を確認すると良いわよ。
(片方だけのコネクタに問題がある場合も多い)

まとめ

必要な材料と道具があれば、LANケーブルを作ることはそんなに難しくは無いわ。

ただ誰でもすぐにできるほど簡単じゃなくて、実際にLANケーブルの先端に
コネクタを取り付けたは良いけど通信できないなんてことも多いのよ。

最初から上手く行くとは思わずに、
何度か失敗することを覚悟した上でLANケーブル作りに挑戦してみてね。

もし作り方の手順を見て「自分にはできない」と思ったら、
多少の長い短いは我慢して、成形されたLANケーブルを買うようにしましょう。

   
   

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