配線

LAN配線をDIYするには?業者に依頼するのとどっちがお得?

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こんにちは、ノラです^^

最近はテレワークなど自宅で仕事をする機会も増えてきてて、
「Zoom」などを使ったWeb会議に参加することも少なくないわ。

ネットサーフィンやSNS、動画を見るぐらいなら少々不安定なWi-Fiでも
問題無いんだけど、Web会議ってなるとより安定した有線接続を利用したいところね。

でも有線接続に必要は光コンセントはリビングにしか無いし、家族が居るとリビングから
Web会議に参加するのは難しいってこともあるんじゃないかしら。

そこで光コンセントを増設して、
自分の部屋でも有線接続ができるようにしたいと考えてる人も多いはずよ。

光コンセントの増設は業者に依頼しなくても、
DIYでLAN配線から光コンセントの設置までできちゃうわ。

じゃあDIYでLAN配線や光コンセントの設置を行うにはどうすれば良いのか、
材料や工具は何を用意すれば良いのかなど詳しく見ていきましょう。

     
   

自宅のLAN配線をDIYで行うには

LANケーブルを床の上など見える形でのLAN配線なら、
DIYでも比較的簡単にできそうよね。

でもLANケーブルが見えてるのはあまりスマートじゃないから、
できれば壁の中にLAN配線してLANケーブルを見えないようにしたいわ。

LANケーブルが見えないように壁の中にLAN配線するのも、
業者に頼む必要は無くて、DIYでできちゃうのよ。

DIYで壁の中にLAN配線を行う大まかな流れとしては
 1.大元の光コンセントがある部屋と光コンセントを設置したい部屋の
コンセントプレートを外す
 2.コンセントボックス内の配管にLANケーブルを通す
 3.配管を通したLANケーブルにモジュラージャックを取り付ける
 4.モジュラージャックをコンセントベースに固定してコンセントプレートを取り付ける
 5.新設した光コンセントの動作確認
となるわ。

コンセントプレートを外す

DIYで壁の中にLAN配線を行うには、まず大元となる光コンセントがある部屋と
光コンセントを新たに設置したい部屋のコンセントプレートを外すところからよ。

コンセントプレートは、マイナスドライバーを挿し込んで軽くこねると簡単に外れるわ。

ただしコンセントプレートの爪が折れると元通り取り付けることができなくなるから、
コンセントプレートを力任せに外して爪を折ることがないように気を付けてね。

コンセントプレートを外したら、
ビス止めしてるコンセントベースも外しておくと作業しやすいわよ。

DIYで壁の中にLAN配線する場合に注意しないといけないのは、
電気コンセントには絶対に触っちゃダメってこと。

光コンセントの取り扱いには資格は要らないけど、
電気コンセントの取り扱いには「電気工事士」の資格が必要なの。

資格もないのに電気コンセントを触って何かあってもいけないから、
絶対に電気コンセントには触らないでね。

コンセントプレートを外して配管が無ければ壁の中にLAN配線できない

コンセントプレートを外すとコンセントボックス内にケーブルを通すための配管が
あるはずなんだけど、建物によっては配管が設置されてないこともあるのよ。

配管が無くても壁の中にLAN配線できないことはないんだけど、
さすがにDIYでできることじゃないのよねぇ。

コンセントボックス内にケーブルを通す配管が見当たらない場合は、
DIYで壁の中にLAN配線を行うのは諦めるしかないわね。

また配管があったとしても、電線や電話線など他のケーブルが通ってて
物理的にLANケーブルを通すスペースが無い場合もDIYでのLAN配線は難しいわ。

だからLAN配線に必要な材料や工具を揃える前にコンセントプレートを外してみて、
コンセントボックス内の配管の状態をチェックしてDIYでのLAN配線が可能かどうか
判断しましょう。

配管にLANケーブルを通す

コンセントプレートを外したら、
次はコンセントボックス内の配管にLANケーブルを通すの。

「配管にLANケーブルを通す」と文字にすると簡単だけど、
DIYでLAN配線を行う場合にはここが結構な難関となるのよ。

隣同士の部屋で数mの距離なら、
配管にそのままLANケーブルを挿し込んで通していくこともできるかもしれないわ。

でも1階と2階でのLAN配線など10mを超えるような距離では、
まずガイドとなるワイヤーを通す方が作業しやすいのね。

LANケーブルはある程度コシがあってしっかりしてるけど、
配管が途中でカーブしてたりするとLANケーブルが引っ掛かっちゃうかもしれないの。

そこでガイドとなる「通線ワイヤー」というものを先に配管に通し、
通線ワイヤーの先端にLANケーブルを括り付け、反対側から通線ワイヤーを
巻き取れば比較的簡単に配管にLANケーブルが通せるのよね。

通線用潤滑油があるとさらに作業しやすい

通線ワイヤーやLANケーブルを配管に通す際には、
「通線用潤滑油」があるとさらに作業しやすくなるわよ。

空の配管なら潤滑油が無くてもスムーズに通線ワイヤーやLANケーブルが通せるけど、
電線や電話線など他のケーブルが通ってると摩擦で通線ワイヤーやLANケーブルが
通りにくくなるの。

場合によっては、途中でLANケーブルが他のケーブルに引っ掛かって
押しても引いてもLANケーブルが動かなくなっちゃうことがあるのよ。

こうなると業者にお願いしてLANケーブルを抜いてもらわないといけないから、
他のケーブルが通ってる配管にLANケーブルを通すんだったら通線用潤滑油は
用意しておいた方が良いわね。

ちなみに通線用潤滑油でなくても、
シリコーンスプレーのような多用途の潤滑油でも問題無いよ。

通線ワイヤーの代わりに荷造り用のビニール紐を使ってもOK

荷造り用のビニール紐があれば、
通線ワイヤーの代わりにLANケーブルを配管に通す際のガイドとして使えるわ。

ビニール紐の先端に結び目を作っておいて片方の配管に挿し込み、
もう片方の部屋の配管を掃除機で吸引するの。

例えばリビングから自分の部屋にLAN配線する場合だったら、リビングの配管に
ビニール紐を挿し込んでおいて、自分の部屋の配管を掃除機で吸引するのよ。

そうするとビニール紐が掃除機に吸い込まれるから、
リビングと自分の部屋の間の配管にビニール紐を通すことができるってわけ。

後はリビング側のビニール紐の先端にLANケーブルを括り付けて、自分の部屋の
方からビニール紐で巻き取っていけば配管にLANケーブルを通すことができるわ。

配管の長さや掃除機の吸引力にもよるけど、
掃除機のスイッチを入れてからビニール紐の先端を吸い込むまであっと言う間なの。

だからあらかじめビニール紐を適当な長さに切ってると、
全部掃除機に吸い込まれる可能性があるのよねぇ。

ビニール紐を通線ワイヤーの代わりとして使う場合は、
ビニール紐は切らずに配管に挿し込み、掃除機もあまり長く吸引し続けないように。

LANケーブルにモジュラージャックを取り付ける

配管にLANケーブルを通したら、光コンセントを設置したい側のLANケーブルの
先端にモジュラージャックを取り付けるのよ。

DIYでLAN配線を行う際の一番重要な作業で、モジュラージャックの取り付けが
ちゃんとできてなくて新設した光コンセントで通信できないってことも少なくないわ。

ちなみに通販サイトでは色んな種類のモジュラージャックが販売されてるけど、
パナソニックの「ぐっとす」っていうモジュラージャックは工具無しでも取り付けられるから
DIYでのLAN配線には使いやすいのよ。

LANケーブルにモジュラージャックを取り付けるには、
まずLANケーブルの被覆部分を剥いて中の芯線を出さなきゃダメなの。

カッターなどで切れ目を入れて被覆部分部分を剥くと、
2本ずつ撚り合わせられた芯線が4本出てくるわ。

LANケーブルによっては芯線を仕切るプラスチックの十字介在が入ってるけど、
モジュラージャックの取り付けには不要だから十字介在はカットしておいてね。

後はモジュラージャックの説明書の指示に従って、所定の位置に4本の芯線を挿し込み、
モジュラージャックからはみ出た余分な芯線をカットすれば完成よ。

モジュラージャックをコンセントベースに固定してコンセントプレートを取り付ける

LANケーブルにモジュラージャックを取り付けたら、
最初に外したコンセントベースにモジュラージャックを固定するの。

モジュラージャックの種類によるかもしれないけど、先に紹介した「ぐっとす」という
モジュラージャックならコンセントベースに固定するための爪が付いてるから
簡単に固定できるわ。

後はコンセントベースを元通りにビス止めして、最後にコンセントプレートを嵌めれば
DIYによるLAN配線および光コンセントの新設は完了よ。

慣れないと結構時間がかかるかもしれないけど、初めてDIYでLAN配線を
行った人でも大体1時間30分から2時間ぐらいでできるみたいね。

新設した光コンセントの動作確認

先にも書いたけど、DIYでLAN配線を行う場合には、LANケーブルの
モジュラージャック取り付けがちゃんとできてないことも少なくないのよ。

だから実際に新設した光コンセントを使う前に、
テスターを使ってLAN配線がちゃんとできてるか確認しておきましょう。

リビングから自分の部屋にLAN配線したとすると、
自分の部屋の新設した光コンセントにテスターの親機をLANケーブルで接続。

リビング側の光コンセントにテスターの子機をLANケーブルで接続して、
テスターの表示が正常に接続できてることを示せばOK、DIYでのLAN配線が成功。

新設した光コンセントの動作確認は最後に行うんだけど、実際にはコンセントベースに
モジュラージャックを固定したところで動作確認を行っておいた方が良いわよ。

もしコンセントプレートまで取り付けてから動作確認してモジュラージャックの取り付けを
やり直すことになったら、またコンセントプレートを外さないといけないわ。

コンセントプレートを外す手間が省けるだけでなく、コンセントプレートの爪が折れる
リスクも減らせるから、コンセントプレートを取り付ける前に動作確認しておきましょう。

DIYでLAN配線を行うなら標準的な太さのLANケーブルを使うべし

LANケーブルは
 ・スタンダードタイプ
 ・スリムタイプ
 ・フラットタイプ
など種類によってケーブルの太さが違うの。

ONUとWi-Fiルーターを繋ぐなど機器同士を繋ぐLANケーブルは、
特に太さを気にする必要が無いわよ。

でもDIYでLAN配線を行うんだったら、
標準的な太さの「スタンダードタイプ」を使うことをおすすめするわ。

スリムタイプやフラットタイプは中の芯線が細くなってて、取り回しがしやすい反面、
モジュラージャックを取り付ける作業が非常にしにくいのよね。

スタンダードタイプだと芯線はある程度太くなってるから、何度もDIYで
LAN配線してるってことでもない限りは、スタンダードタイプの方が作業しやすいの。

LANケーブルは出来合いものを使う方が楽

DIYでLAN配線を行うんだったら、
自作用LANケーブルじゃなくて出来合いのLANケーブルを使う方が作業が楽よ。

自作用LANケーブルは両端にコネクタが付いてないLANケーブルで、
必要な長さに切ることができるからDIYでのLAN配線にはよく使われるの。

ただ自作用LANケーブルだと、片方にはモジュラージャック、
もう片方にはコネクタを取り付けないといけないわ。

DIYでのLAN配線ではモジュラージャックの取り付けがうまくいかないことも多いから、
当然コネクタの取り付けもうまくいかないことが多いのよ。

モジュラージャックとコネクタを自分で取り付けることで作業をやり直すリスクが高まるし、
作業に必要な工具の数も増えちゃうわ。

だから両端にコネクタが取り付けられてる出来合いのLANケーブルを用意しておいて、
片方のコネクタ部分を切り落としてモジュラージャックを取り付ければ良いのね。

LAN配線に使うLANケーブルはカテゴリーもしっかりチェック

LAN配線に使うLANケーブルを購入する際には、
LANケーブルの「カテゴリー」もしっかりチェックしておかないとダメよ。

LANケーブルには
 ・カテゴリー5
 ・カテゴリー5e
 ・カテゴリー6
 ・カテゴリー6A(6e)
 ・カテゴリー7
 ・カテゴリー8
といった種類があるわ。

光回線のLAN配線に使うんだったら、
「カテゴリー5e」以上のものを使う必要があるのよね。

実はLANケーブルはカテゴリーごとに最大通信速度が決まってて、
インターネット回線の最大通信速度に合ったカテゴリーのLANケーブルを選ばないと
通信速度が落ちちゃうの。

例えばカテゴリー5は最大100Mbpsだから、最大1Gbpsの光回線にカテゴリー5の
LANケーブルを使うと通信速度が最大100Mbpsに制限されるのよ。

最大1Gbpsの光回線には、最大1Gbpsに対応したカテゴリー5eかカテゴリー6の
LANケーブルを使うのが良いわけね。

利用してる光回線が最大2Gbpsの「NURO光」だったり、
それ以外の光回線でも最大5Gbpsや10Gbpsのサービスを利用してる場合は
最大10Gbpsのカテゴリー6Aかカテゴリー7のLANケーブルを使いましょう。

     
   

LAN配線をDIYするのにかかる費用

自宅のLAN配線をDIYで行う大きな理由が、
「DIYだと費用が安く抑えられるから」というケースも多いはずよ。

じゃあ実際にLAN配線をDIYした場合にかかる費用を計算してみましょう。

LAN配線をDIYで行うにはある程度の長さのLANケーブルが必要で、
配管の長さが分からないから、少なくとも50mぐらいのものを用意した方が良いわ。

カテゴリーや長さによって値段は違うけど、
スタンダードタイプのカテゴリー6の長さ50mだと大体5,000円前後ぐらいかしら。

コネクタが付いてない自作用LANケーブルだともう少し安いけど、
コネクタ部品とコネクタを取り付けるための工具も必要になるから
結局コネクタ付きのLANケーブルを買うのと同じぐらいの費用がかかっちゃうわ。

さらに配管にLANケーブルを通すためのガイドである通線ワイヤーが2,000円前後、
通線用潤滑油が1,500円といったところね。

LANケーブルの被覆部分を剥くためのケーブルストリッパーが1,500円前後で、
モジュラージャックの「ぐっとす」が1個1,000円ぐらい。

テスターが2,000円前後といったところだから、1回で成功すること前提でぐっとすを
1個しか買わないとしても材料と工具で13,000円ぐらいは必要なのよ。

LAN配線はDIYより業者に依頼した方が安く済む可能性も

LAN配線を業者に依頼した場合にかかる費用は、条件次第で大きく上下するから
ハッキリとは言えないけど、大体10,000~20,000円程度ね。

LAN配線をDIYするのにかかる費用が13,000円ぐらいだから、
単純に費用だけを比較しても業者にお願いした方が安く済む可能性もあるのよ。

さらにLAN配線にかかる手間や時間を考えると、
DIYの方がお得とは言い切れないのよねぇ。

最近は見積もりは無料で行ってくれる業者も多いから、最初からDIYと
決めつけるんじゃなくて、とりあえず業者に見積もりをしてもらいましょう。

業者にLAN配線してもらった方がDIYよりも安全確実だから、
見積額次第では業者にLAN配線をお願いしても良いんじゃないかしら。

まとめ

電気配線には資格が必要だけど、LAN配線には資格は必要無いから、
自宅のLAN配線をDIYすることは可能よ。

簡単ってわけでもないけどそれほど難しくもないから、
機械弱い系の人でも時間をかければできないことはないわ。

ただLAN配線程度なら業者にお願いしてもそれほど費用はかからないし、
場合によってはDIYよりも安く済む可能性もあるのよね。

だから自宅のLAN配線を行う場合には、まず業者に見積もりをしてもらってから、
DIYで行うか業者に依頼するか決めても良いと思うわ。

   
   

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