配線

CD管へのLANケーブルの通し方

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こんにちは、ノラです^^

自宅に有線接続用のモジュラージャックを追加で設置するのに、
少しでも費用を安くしようとDIYで行おうと考えてるケースもあったりするわ。

通信用のモジュラージャックを設置するのに資格は要らないからDIYでも可能よ。

モジュラージャックを追加で設置する際に、LANケーブルを壁の中の配管である
CD管に通すことで配線を見えなくすることができるのよね。

業者さんにお願いしなくても、
DIYで壁の中のCD管にLANケーブルを通すことができちゃうのよ。

そこでDIYでCD管へのLANケーブルの通し方やLANケーブルを配線する際に
注意することなどについて詳しく見ていくわね。

     
   

壁の中のCD管へのLANケーブルの通し方

壁の中に敷設されてるCD管にDIYでLANケーブルを通すには、
まずCD管を見えるようにしないといけないわ。

CD管は電気や電話のケーブルを通すためのものだから、
コンセントのプレートを外すと壁に中に敷設されてるCD管が見えるのよ。

コンセントプレートを外してCD管を出したら、そのCD管にLANケーブルを通す前に
ガイドとなる「通線ワイヤー」やビニール紐を通しておくの。

LANケーブルを通す部屋の位置関係によってはCD管の長さは10m以上になるから、
LANケーブルをそのままCD管に通していくのは難しいわ。

そこであらかじめガイドとなる通線ワイヤーやビニール紐をCD管に通しておき、
通したガイドにLANケーブルを巻き付けて、ガイドを巻き取ることでLANケーブルを
CD管に通すってわけ。

CD管にLANケーブルが通ったら、LANケーブルの先端にモジュラージャックを
取りつけて壁に固定、最後にコンセントプレートを取り付ければモジュラージャックの
設置は完了よ。

コンセントプレートを外してCD管を出す

モジュラージャックを追加で設置するために壁の中にLANケーブルを
配線するんだったら、まずはコンセントプレートを外してCD管を出すことになるわ。

CD管は電気や固定電話のケーブルを通すために敷設されてるから、
電気のコンセントや固定電話のモジュラージャックのプレートを外すとCD管の口が
見えるのよ。

光コンセントや光回線の終端装置であるONUが設置されてる部屋と有線接続用の
モジュラージャックを追加で設置したい部屋の両方のコンセントプレートを外して
CD管を出しておくの。

コンセントやモジュラージャックのプレートは、
隙間に爪を引っ掛ければ簡単に外れるようになってるのよね。

もし爪が割れると困るといった場合は、
マイナスドライバーをプレートの隙間に挿し込んでこねても外せるわ。

それから、壁にビス止めされてるコンセントベースも外しておくと作業しやすいわよ。

差込口に余裕があるプレートを外す

LANケーブルを通すためのCD管を出す際には、差込口に余裕のあるプレートを
外すようにしましょう。

モジュラージャックを追加で設置するには、最終的にコンセントプレートに
モジュラージャックの差込口を追加しないといけないわ。

でも縦に2つ電気の差込口が並んでる一般的な縦長のコンセントプレートだと、
モジュラージャックを追加するスペースが無いわよね。

同じ縦長でも固定電話のモジュラージャックが1つだけのものとか、電気の差込口に
固定電話やテレビアンテナの差込口が一体なったマルチメディアコンセントであれば、
モジュラージャックを追加するスペースがあるわ。

だからモジュラージャックを追加で設置する場合には、
コンセントプレートにモジュラージャックを追加するスペースが無いとダメってことよ。

コンセントプレートにスペースが無くても、壁に穴を開けたり既存の差込口を潰すことで
モジュラージャックを追加で設置できないことはないわ。

ただ壁に穴を開けることは簡単じゃないし、既存の電気の差込口を潰すには
電気工事士の資格が必要だから、DIYだと難しいわね。

壁の中にCD管が敷設されていないこともある

LANケーブルをCD管に通そうとコンセントプレートを外したけど、
建物によっては壁の中にCD管が敷設されてないこともあるのよねぇ。

1990年台以降の建物だと、
電気や電話の配線を通すために壁の中にCD管が敷設されてることが多いわ。

でも1990年台以前の建物や、1990年台以降の建物でも木造建築だと
CD管を敷設せずに壁の中に露出配線してたりするのよ。

電気や固定電話が露出配線で、壁の中にCD管が敷設されてない場合は、
DIYでLANケーブルを配線するのはかなり難しいわね。

完成した建物の壁の中に、
後から露出配線したりCD管を敷設するなんてことは業者さんでもできないの。

コンセントの穴からいったん天井裏を経由して目的の部屋までCD管を敷設して、
敷設したCD管にLANケーブルを配線することはできなくないのよ。

ただこれも狭い天井裏での作業が必要となるから、
DIYじゃなくて業者さんにお願いしてやってもらった方が良いわね。

だからコンセントプレートを外してCD管が見当たらない場合は、DIYで
LANケーブルを配線するのは諦めて、業者さんにお願いすることをおすすめするわ。

CD管にLANケーブルを通す

コンセントプレートを外してCD管を出したら、
そのCD管にLANケーブルを通していくのよ。

建物によっては、後からLANケーブルなどを配線することを想定して、
空のCD管が壁の中に敷設されてることもあるわね。

空のCD管だったら、通線ワイヤーやビニール紐といったガイドを使わずに、
そのままLANケーブルを挿し込んでいっても配線することができるかもしれない。

でも電気や固定電話などのケーブルがCD管に既に通ってる場合には、
ガイドなしでLANケーブルをCD管に通していくのは至難の業よ。

ケーブル同士の摩擦によって、
LANケーブルを押し込むことも抜くこともできなくなっちゃうことがあるの。

通線ワイヤーやビニール紐といったガイドを使えば、
比較的簡単に既にケーブルが通ってるCD管にLANケーブルを通すことができるわ。

通線ワイヤーは、モジュラージャックを設置したい部屋から光コンセントやONUが
設置されてる部屋に向かって、そのままCD管に押し込んでいけばOK。

ビニール紐の場合は、先端に結び目を作ってモジュラージャックを設置したい部屋の
CD管に挿し込むのよ。

それから光コンセントやONUが設置されてる部屋のCD管の口を掃除機で吸引して、
CD管にビニール紐を通しておけば良いの。

後は通線ワイヤーやビニール紐の先端にLANケーブルを巻き付けて、
モジュラージャックを設置したい部屋で通線ワイヤーやビニール紐を巻き取れば、
CD管にLANケーブルが通せるってわけね。

通線用潤滑油を使うとスムーズにLANケーブルが通せる

CD管に既に電気などのケーブルが通ってる場合は、
「通線用潤滑油」を使うとスムーズにLANケーブルが通すことができるわよ。

先にも少し触れたけど、既にケーブルが通ってるCD管にLANケーブルを通そうと
するとケーブル同士の摩擦によってLANケーブルが動かなくなっちゃうことがあるの。

摩擦でLANケーブルが動かなくなると業者さんにお願いして抜いてもらわないと
いけなくなるから、通線用潤滑油を使ってケーブル同士の摩擦が発生しにくくして
おいた方が良いってわけ。

通線用潤滑油がベターだけど、
多用途のシリコンスプレーでも同じような効果が期待できるわよ。

外れないようLANケーブルは通線ワイヤーやビニール紐にしっかりと巻き付ける

ガイドとなる通線ワイヤーやビニール紐にLANケーブルを巻き付ける際は、
途中で外れないようにしっかりと巻き付けておかないとダメよ。

しっかり巻き付けてないと、通線ワイヤーやビニール紐を巻き取ってる途中で
LANケーブルが外れてやり直すことになるわ。

通線ワイヤーは先端にケーブルを引っ掛けるためのフックが付いてたりするけど、
場合のよってはフックで引っ掛けてるだけだと途中でLANケーブルが外れるかも
しれない。

だからビニールテープを使って、
通線ワイヤーやビニール紐にLANケーブルをしっかり巻き付けるようにしましょう。

ただし巻き付けた箇所が太くなりすぎるとCD管を通しにくくなるし、
CD管がカーブしてたりするとしっかり巻き付けたことがかえって引っ掛かる原因と
なることもあるわ。

外れないようにしっかり巻き付けないとダメだけど、しっかり巻き付けすぎてもダメで、
その辺りのさじ加減が少し難しいわよ。

CD管に通したLANケーブルにモジュラージャックを取り付ける

CD管にLANケーブルを通したら、
LANケーブルの先端にモジュラージャックを取り付けていくわ。

DIYでCD管にLANケーブルを通してモジュラージャックを設置する場合に、
このLANケーブルへのモジュラージャックの取り付けがうまくいかないことが多いから
気を付けて作業してね。

LANケーブルの先端の被覆部分にカッターナイフなどで切れ目を入れて、
被覆部分を剥いて中の芯線を出すの。

LANケーブルの中には
 ・緑、緑白
 ・橙、橙白
 ・青、青白
 ・茶、茶白
と色分けされた8本の芯線が2本ずつ撚り合わせされて通ってるのよ。

撚り合わされるものをほどいて、モジュラージャックの所定位置に1本ずつ挿し込み、
モジュラージャックからはみ出た余分な芯線はカット。

最後に、
カシメ工具を使ってLANケーブルとモジュラージャックを圧着させれば取り付け完了。

芯線を挿し込む位置を間違えたり、
ちゃんと圧着しておかないとせっかく配線したLANケーブルが導通しないわよ。

LANケーブルの両端にモジュラージャックを取り付けたら、
コンセントカバーにモジュラージャックを固定して壁にネジ止め、
コンセントプレートをはめ込めばモジュラージャックの追加作業はおしまいね。

LANテスターでLANケーブルの導通をチェック

LANケーブルにモジュラージャックを取り付けたら、
LANテスターを使ってLANケーブルが導通してるかをチェックすると良いわよ。

先にも書いたように、モジュラージャックに芯線を挿し込む際に位置を間違えてたり、
LANケーブルとモジュラージャックの圧着がちゃんとできてないとLANケーブルは
導通しないの。

またLANケーブルの被覆部分を剥くのにカッターナイフなどで切れ目を入れる時に、
中の芯線に傷をつけるとやっぱりLANケーブルは導通しないわ。

導通してないと配線をやり直さないといけないから、
モジュラージャックを取り付けたらLANテスターで導通チェックをしておきましょう。

「ぐっとす」ならカシメ工具無しで圧着可能

LANケーブルにモジュラージャックを取り付けるには、
最後にカシメ工具でしっかり圧着させないといけないわ。

でもパナソニックの「ぐっとす」というモジュラージャックだったら、
カシメ工具が無くてもLANケーブルと圧着させることができるのよ。

「ぐっとす」の所定位置にLANケーブルの芯線をしっかりと挿し込み、
専用のキャップをはめ込むだけでLANケーブルと「ぐっとす」が圧着できるの。

これなら工具を使い慣れてないDIY初心者でも、
比較的簡単にモジュラージャックを取り付けることができるわね。

ただしカシメ工具を使って圧着するタイプのモジュラージャックに比べて、
「ぐっとす」は値段が高いのよねぇ。

カシメ工具を使って圧着するタイプのモジュラージャックは50個入りとか100個入りで
数百円なんだけど、「ぐっとす」は1個で1,000円前後もするのよ。

LANケーブルの両端に付けるから少なくとも2つは必要だし、
万が一導通しなかった場合のことを考えて、予備も2~3個は用意しておきたいところね。
(基本的にモジュラージャックは取り付けのやり直しができない)

とは言えカシメ工具を買うのに3,000~5,000円ぐらいかかるから、
普通のモジュラージャックでも「ぐっとす」でも費用面はあまり違わないわ。

CD管にLANケーブルを通す作業は1人よりも2人が楽

CD管にLANケーブルを通す作業は1人でできないこともないけど、
2人で行った方が格段にスムーズで楽なのよ。

まずコンセントプレートを外してCD管を出すのでも、
光コンセントやONUが設置されてる部屋とモジュラージャックを設置したい部屋の
2か所で作業しないといけないわ。

1人だと片方の部屋のコンセントプレートを外したら、
移動してもう片方の部屋のコンセントプレートを外すけど、
2人だと両方の部屋のコンセントプレートを同時に外せるの。

ガイドとなる通線ワイヤーをCD管に通す際にも、
1人だとある程度通線ワイヤーを押し込んだら、
通線ワイヤーが通ってるか確認するために部屋を移動することになるのよ。

でも2人だったら、通線ワイヤーを押し込む役と通線ワイヤーの先端が出てくるのを
確認する役と役割分担ができるのね。

さらに1人が通線ワイヤーやビニール紐を巻き取り、
もう1人がLANケーブルに通線用潤滑油を付けながら押し込んでいけば、
スムーズにLANケーブルをCD管に通せるわ。

全ての作業を2人でできるのが一番だけど、少なくとも通線ワイヤーやビニール紐を
CD管に通すのとLANケーブルをCD管に通す作業は誰かに手伝ってもらった方が
良いわよ。

DIYではスタンダードタイプのLANケーブルが使いやすい

DIYで壁の中のCD管にLANケーブルを通すんだったら、
LANケーブルはスタンダードタイプがおすすめよ。

LANケーブルには
 ・スタンダードタイプ
 ・スリムタイプ
 ・フラットライプ
とケーブルの形状が3種類あるのよ。

電気などのケーブルが既に通ってるCD管にLANケーブルを通す場合、
細いスリムタイプの方が作業しやすかったりするわ。

でもモジュラージャックを取り付ける作業は、
スリムタイプやフラットタイプよりも断然スタンダードタイプがやりやすいのよ。

スリムタイプやフラットライプのLANケーブルは中の芯線が細いから、
モジュラージャックの所定位置に挿し込む作業が大変なのよね。

スタンダードタイプだと芯線もある程度太いから、
モジュラージャックに挿し込むのもスリムタイプやフラットタイプに比べると簡単なの。

モジュラージャックの取り付けをミスして配線をやり直さないといけなくなることが
多いから、ミス無くモジュラージャックを取り付けるんだったらスタンダードタイプの
LANケーブルを使った方が良いってわけね。

     
   

DIYより業者に依頼した方がお得?

壁の中のCD管にLANケーブルを通してモジュラージャックを設置する作業を
DIYで行うのは、業者さんにお願いするより費用が安く済むと考えてるからよね。

ところが、CD管にLANケーブルを通すのをDIYで行うのと
業者さんにお願いするのとでは、それほど費用に大きな差は無かったりするのよ。

DIYでCD管にLANケーブルを通すのに必要な材料は
 ・LANケーブル
 ・モジュラージャック
の2つで、必要な工具は
 ・通線ワイヤー
 ・カシメ工具
 ・LANテスター
の3つよ。

たとい隣同士の部屋でも壁の中のCD管がどういう風に敷設されてるか分からないから、
やり直すことも考えて、LANケーブルは50mとか100mのものを用意しておきたいわね。

先端にコネクタが付いてない自作用のLANケーブルは100mで5,000円前後、
コネクタが付いてる出来合いのLANケーブルは50mで4,000円前後するわ。

ちなみに出来合いのLANケーブルを使う場合は、
コネクタ部分をカットしてモジュラージャックを取り付けるのよ。

モジュラージャックは普通のものだと10個入りで1,000円ぐらい、「ぐっとす」を使うと
少なくとも2個で2,000円、予備を含めると5個で5,000円ぐらいはかかるわね。

通線ワイヤーは2,000円前後、カシメ工具は少し良いものを使った方が良いから
3,000~5,000円、LANテスターも2,000円前後といったところだわ。
(「ぐっとす」を使うならカシメ工具は要らない)

そうするとDIYで必要な材料・工具を揃えるのに、
合計12,000~14,000円ぐらいの費用がかかることになるのよねぇ。

業者さんにお願いした場合の費用は、LANケーブルを通す位置関係だったり
CD管の状態などにもよるけど、15,000~20,000円ぐらいでやってもらえることもあるわ。

DIYの方が費用は安いけど、
業者さんは安全確実にモジュラージャックを設置してくれることを考えると、
ほとんど差は無いどころか業者さんの方がお得と言えなくもないのよ。

まとめ

CD管へのLANケーブルの通し方は、簡単に言うと、コンセントプレートを外して
CD管を出して、通線ワイヤーなどを使ってCD管にLANケーブルを通すといった
感じね。

後から配線することを想定して敷設された空のCD管なら、
そのままLANケーブルを押し込むこともできるかもしれないわ。

でも電気など他のケーブルが既に通ってるCD管にLANケーブルを通すんだったら、
通線ワイヤーなどのガイドが必要よ。

またCD管にLANケーブルを通しただけじゃダメで、
CD管に通したLANケーブルにモジュラージャックを取り付けないと使えないわね。

DIYでも材料や工具にそれなりの費用がかかり、
場合によっては業者さんにお願いした方がお得だったりするわよ。

最近は無料で見積もりしてくれる業者さんも多いから、
まず業者さんに見積もりをしてもらって、
DIYでCD管にLANケーブルを通すか業者さんにお願いするか検討しましょう。

   
   

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