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高所作業車オペレーター付きのレンタル料金は?

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こんにちは、ノラです^^

個人だとあまり無いけど、会社で何かしらの作業をするために高所作業車が
必要になることがあるかもしれないわ。

建築関係でもなければ、自社で高所作業車を所有してることはほとんど無いから
レンタルすることになるはずよ。

でも建築関係など普段から高所作業車を使う会社じゃないなら、
レンタルする高所作業車は「オペレーター付き」を選ぶべきなの。

じゃあ、普段高所作業車を使わない会社は何でオペレーター付きの高所作業車を
レンタルすべきなのかについて詳しく見ていくとともに、オペレーター付き高所作業車の
レンタル料金なんかも紹介するわね。

     
   

高所作業車の取り扱いには特別な資格が必要

普段高所作業車を使わない人や会社が高所作業車をレンタルする場合に
オペレーター付きを選ぶべきなのは、高所作業車の取り扱いには特別な資格が
必要だからなのよ。

車を運転するのに自動車運転免許が必要だったり、
電気工事を行うのに電気工事士の資格が要るのと同じで、
 ・高所作業車運転者技能講習
 ・高所作業車運転者特別教育
のいずれかの資格が無いと高所作業車を取り扱うことができないわ。

どちらも「労働安全衛生法」に規定されてる国家資格で、
もし無資格者が高所作業車を取り扱った場合には罰則が設けられてるのね。

高所作業車を取り扱った無資格者本人だけじゃなくて、無資格者に高所作業車を
使った作業を行わせた会社にも罰則が適用される恐れがあるの。

できれば高所作業に当たる全員が先の資格を持ってるのが望ましいんだけど、
高所作業車に当たる人の中で1人でも先の資格を持ってれば問題無いのよ。

建築関係で普段から高所作業車を使う機会がある会社なら、
誰か1人ぐらいは高所作業車に関する資格を持ってるはずだわ。

でも普段高所作業車を使う機会が無い会社だと、関係者の中に高所作業車の
有資格者が1人として居ないことも十分に考えられるから注意が必要なのね。

オペレーター付き高所作業車なら有資格者も一緒にレンタルできる

高所作業車をレンタルする場合に「オペレーター付き」を選ぶことで、
高所作業車の有資格者が高所作業に付いてきてくれるの。

詳しくは後述するけど、高所作業車の取り扱いに必要な
 ・高所作業車運転者技能講習
 ・高所作業車運転者特別教育
はいずれも学科と実技を合わせて9~17時間の講習を受けないとダメで、
簡単には取れない資格なのよね。

だから高所作業車を使うことになってから資格を取りに行っても、
実際に高所作業を行うまでに資格取得が間に合わない可能性が高いわ。

また高所作業車とは別にオペレーターだけを派遣してもらうことも難しいから、
高所作業車をレンタルする際にオペレーター付きを選んだ方が良いってわけ。

オペレーター付きなら、高所作業車に関することはオペレーターが全てやってくれるから、
高所作業中の安全面も心配ないのよ。

高所作業車運転者技能講習

当座の高所作業はオペレーター付き高所作業車をレンタルすることで乗り切るとして、
今後の高所作業に備えて高所作業車の資格を取っておこうと考える人も居るかも
しれないわ。

そこで高所作業車の取り扱いに必要な資格について簡単に説明しておくわね。

まず「高所作業車運転者技能講習」なんだけど、こちらは人が乗って高所作業を行う
作業台を地上10m以上に持ち上げられる高所作業車を取り扱う場合に必要なの。

国家資格ってこともあって、
高所作業車運転者技能講習を取得するするには都道府県の労働局に登録されてる
教育機関が実施してる講習を受講する必要があるわ。

高所作業車運転者技能講習を実施してる教育機関には
 ・労働技能講習協会
 ・日本産業技能教習協会
 ・建設業労働災害防止協会
など主に労働関係の資格講習を行ってる機関の他に
 ・コマツ教習所
 ・コベルコ教習所
といった特殊車両の免許が取れる教習所も含まれてるのよ。

高所作業車運転者技能講習の講習内容

高所作業車運転者技能講習の資格を取得するには、
学科と実技を合わせて最大17時間の講習を受講する必要があるの。

学科が
 1.作業に関する装置の構造および取扱の方法に関する知識(5時間)
 2.原動機に関する知識(3時間)
 3.運転に必要な一般的事項に関する知識(2時間)
 4.関係法令(1時間)
の4科目11時間、実技が「作業のための装置の操作」の1科目6時間で合計17時間。

さすがに1日で全て受講することはできないから、
大体2~3日間の日程で講習が実施されることが多いわね。

ただ自動車運転免許みたいに毎日のように講習があるわけじゃないし、
受講枠にも限りがあるから、思い立ってもすぐには受講できなかったりもするわ。

高所作業車運転者技能講習の受講に特に条件は無くて、
年齢が18歳以上であれば基本的に誰でも受講・取得が可能よ。

費用は講習を実施する協会や教習所によって違うんだけど、
教材費込みで大体40,000~45,000円ぐらいかかるわ。

自動車運転免許などを持っていれば一部科目が免除

高所作業車運転者技能講習は基本的に17時間講習なんだけど、自動車運転免許や
特殊車両の免許を持ってると一部科目の受講が免除されるようになってるの。

例えば普通以上の自動車運転免許を持ってると、2の「原動機に関する知識」が
免除されて、合計14時間の講習でOKになるのよ。
(原付や自動二輪の免許はダメ)

自動車運転免許以外にも
 ・建設機械施工技師
 ・フォークリフト運転技能講習
 ・整地等、解体、基礎のいずれかの車両系建設機械
 ・ショベルローダー運転技能講習
 ・不整地運搬車運転技能講習
といった資格を持ってる場合も合計14時間講習となるわ。

移動式クレーンの資格である
 ・移動式クレーン運転士免許
 ・小型移動式クレーン運転技能講習
のいずれかを持ってる場合は、2の「原動機に関する知識」に加えて
3の「運転に必要な一般的事項に関する知識」も免除で合計12時間講習になるのよ。

高所作業車運転者特別教育

高所作業車運転者特別教育は、
作業台の高さが地上から10m未満の高所作業車を取り扱うのに必要な資格よ。

あくまで機能的に作業台が10m未満の高さまでしか持ち上げられない
高所作業車の取り扱いに必要な資格で、「高さ10mまでの高所作業」なら
高所作業車運転者特別教育でできるってわけじゃないのわ。

例えば作業台は9mまでしか持ち上げないとしても、
10m以上の高さまで持ち上げられる機能がある高所作業車を使う場合には
先の高所作業車運転者技能講習が必要なの。

高所作業車を取り扱うための資格で、
作業する高さじゃなくて高所作業車の機能が関わってくるから注意してね。

先の高所作業車運転者技能講習を実施してる機関であれば、
高所作業車運転者特別教育の講習も受けられるはずよ。

ただ高所作業車運転者特別教育の方が幅広い機関で行われてて、
高所作業車運転者技能講習を行ってない教習所でも高所作業車運転者特別教育を
実施してる場合があるわ。

高所作業車運転者特別教育の講習内容

高所作業車運転者特別教育の資格を取得するには、
学科と実技合わせて最大9時間の講習を受ける必要があるわ。

講習科目は、学科が
 1.高所作業車の作業に関する装置の構造および取扱の方法に関する知識(3時間)
 2.原動機に関する知識(1時間)
 3.高所作業車の運転に必要な一般的事項に関する知識(1時間)
 4.関係法令(1時間)
の4科目6時間、実技が「高所作業車の作業のための装置の操作」の1科目3時間で
合計9時間。

先の高所作業車運転者技能講習と内容的にはほとんど同じなんだけど、
高所作業車運転者特別教育の方がちょっと時間が短いのね。

高所作業車運転者技能講習は2~3日間の日程で行われることが多いのに対して、
高所作業車運転者特別教育は1日で講習が終了する場合がほとんどよ。

高所作業車運転者特別教育を受講するのにも特別な条件は無くて、
18歳以上であれば受講して資格を取得することができるわ。

資格取得にかかる費用は大体15,000円前後といったところで、
先の高所作業車運転者技能講習に比べると安いのね。

科目免除なら最短7時間で取得可能

高所作業車運転者特別教育も、
自動車運転免許など特定の資格を持ってることで一部科目の受講が免除されるわ。

普通以上の自動車運転免許や
 ・フォークリフト運転技能講習
 ・整地等、解体、基礎のいずれかの車両系建設機械
 ・ショベルローダー運転技能講習
の資格を持ってると2の「原動機に関する知識」が免除されて、
合計8時間の受講でOKになるのよ。

また
 ・移動式クレーン運転士免許
 ・小型移動式クレーン運転技能講習
といったクレーンの資格を持ってる場合は、2の「原動機に関する知識」と
3の「高所作業車の運転に必要な一般的事項に関する知識」が免除となって
合計7時間になるわ。

オペレーター付き高所作業車のレンタル料金

オペレーター付きの高所作業車をレンタルすれば、
先の高所作業車に関する資格が無くても高所作業車を使った高所作業が可能よ。

じゃあオペレーター付きの高所作業車のレンタルにかかる料金は
いくらぐらいなのかしら?

高所作業車をレンタルしてる業者さんはたくさんあるだけど、
サイトにレンタル料金を明記してない業者さんも多いのよね。

なので一般的なレンタル料金と言えるかどうか分からないけど、
私が調べた限りだと1日当たり50,000~100,000円ぐらいと大きな幅があるわ。

レンタル料金が安い業者さんだと、
オペレーターと高所作業車合わせた料金が50,000~60,000円ぐらいとなってるのよ。

ちょっとレンタル料金の高い業者さんになると、高所作業車のレンタル料金だけで
70,000~80,000円で、オペレーターの人件費20,000~25,000円がプラスされて
100,000円前後なのね。

「意外と高い」と思うかもしれないけど、高所作業車を新車で購入すると1000万円以上、
中古でも状態の良いものは100万円200万円するわ。

購入にかかる費用を考えると、そんなに頻繁に高所作業車を使わないなら、
多少レンタル料金は高くてもレンタルした方が絶対にお得よ。

また、作業台を持ち上げられる高さが高い高所作業車ほどレンタル料金が高くなるから、
どのぐらいの高さでの作業になるのかを事前に確認しておくことでレンタル料金を
多少抑えることができるわ。

高所作業車をレンタルする際に注意すべきこと

高所作業車をレンタルする場合には、
オペレーター付きかどうか以外にも注意すべき点がいくつかあるのよ。

1つは「高所作業車の種類」で、
トラック式か自走式のどちらをレンタルするのかってことね。

高所作業車には、トラックの荷台に昇降機が取り付けられてるトラック型高所作業車と
昇降機に自走機能が付いてる自走式高所作業車の2種類あるの。

トラック型高所作業車は、作業台を持ち上げるブームを折りたたんだり縮めたりして
おけば、普通のトラックとして公道を走ることができるわ。

でも自走式高所作業車の方は、ウインカーやバックミラーなどの装置が付いてないので
自動車としては認められず、公道を走ることができないのよ。

だからトラック型高所作業車をレンタルする場合は、
トラックを運転するのに必要な自動車運転免許を持ってないとダメなのね。

ちなみにトラック型高所作業車は軽いものでも車両重量が5~6tあるから、
車両重量3.5tまでの現在の普通自動車免許だと運転できないわ。

自走式高所作業車をレンタルする場合は、自走式高所作業車を作業する場所まで
運搬するためのトラックを別途用意しないといけないの。
(当然トラックを運転するための免許も必要)

オペレーター付きの高所作業車だったら、
オペレーターがトラックの運転に必要な免許も持ってるはずよ。

屋内での高所作業には自走式高所作業車

高所作業を行う場合には、基本的に自走式高所作業車をレンタルした方が良いわね。

先にも少し書いたけどトラック型高所作業車は軽いものでも車両重量が5~6tもある上、
トラックとして公道を走ってるからタイヤが汚れてるのよ。

そのためトラック型高所作業車を屋内で使うと、
建物の床が破損したり汚れたりしちゃうわ。

またトラック型高所作業車では昇降機の動力にエンジンを使うこともあって、
屋内での作業では排気ガスの問題もあるのね。

自走式高所作業車は軽いものだと車両重量は500~600kgってところで、
屋内で使っても床を破損する心配がないの。

さらに自走式高所作業車は屋内で使うことを想定してるケースが多いから、
タイヤもそれほど汚れてないし、作業車自体や昇降機の動力には電気が使われてたり
するわ。

なので屋内の高所作業では、床が破損したり汚れたりすることがなく、
排気ガスの心配もしなくて良い自走式高所作業車が適してるってわけ。

公道に高所作業車を停めるなら道路使用許可を申請

特に屋外の高所作業では、
高所作業車を敷地外の公道に駐車したまま作業をするケースもあったりするわ。

高所作業車を公道に停めて高所作業を行う場合には、
その公道がある地域を管轄してる警察署に道路使用許可を申請しておきましょう。

道路交通法によって、
道路に通行の妨げになるような物を置いちゃいけないことになってるの。

高所作業車を公道に停めて作業を行うと、少なくとも数十分から1時間ぐらいは
その公道を通る人や自動車などにとっては「通行の妨げ」となるわ。

なので管轄の警察署に申請して、
事前に道路使用許可を取っておかないといけないのよね。

道路使用許可はすぐに取れるものじゃなくて、
申請してから道路使用許可が取れるまでに大体1週間ぐらいはかかるの。

だから高所作業車を公道に停めての作業が必要になる場合は、
少なくとも1週間以上前に警察署に道路使用許可の申請をしておかなきゃダメよ。

資格が無いと高所作業車をレンタルしてもらえないことも

高所作業車をレンタルしてる業者さんによっては、高所作業車のレンタルに
 ・高所作業車運転者技能講習
 ・高所作業車運転者特別教育
を求めることがあるのよ。

要するに高所作業車を取り扱うための資格を持ってないと、
高所作業車をレンタルさせてくれないってこと。

先にも少し触れたけど、先の2つの資格は労働安全衛生法に規定された国家資格で、
無資格での高所作業車の取り扱いには罰則が設けられてるの。

しかも高所作業車を無資格で取り扱った本人だけじゃなくて、
無資格で高所作業車を取り扱わせた側も罰則の対象となってるわ。

そのため高所作業車の取り扱いに必要な資格を持ってない人が高所作業車を
レンタルして使用すると、高所作業車をレンタルした業者さんも罰則を受ける恐れが
あるのね。

なので高所作業車の取り扱いに必要な資格を持ってない場合は、
高所作業車をレンタルしてもらえないことがあるのよ。

ただ高所作業に従事する人の内1人でも資格を持ってれば良いから、有資格者の
オペレーター付き高所作業車なら高所作業車の資格を持ってなくてもレンタルできるわ。

     
   

まとめ

高所作業車をレンタルする場合はオペレーター付きを選んだ方が良い理由や
オペレーター付き高所作業車のレンタル料金などについて詳しく紹介したわ。

高所作業車の取り扱いには資格が必要で、その資格を取るのには
少なくとも1~3日間の日程で講習を受けないといけないのよね。

講習を受けるにはそれなりに費用もかかるし、単発的な1回の高所作業のために
資格を取るのは面倒だし、金銭的にも勿体ないじゃない。

年に1回でも継続して高所作業を行うなら資格を取っても良いけど、
そうでないなら有資格者のオペレーター付き高所作業車のレンタルした方が
簡単だし手っ取り早いわよ。

   
   

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