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パワーリフターに資格は要る?レンタルにかかる料金は?

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こんにちは、ノラです^^

こないだ仕事で倉庫の棚卸しをした時に、
重い物を下ろしては上げてを何度も繰り返してちょっと腰を痛めちゃったわ。

棚卸しなんかで、結構な高さに積んである重い物を下ろしたり、
反対に結構な高さに上げたりする時に便利なのが「パワーリフター」よ。

私が勤めてる会社の倉庫は物置みたいなものだからパワーリフターなんて
使えないんだけど、使えてたら私も腰を痛めずに済んだのに・・・。

私のことはともかくとして、
実際に使ったことが無いとパワーリフターってどういうものか分からないわよね。

そこで
 ・どんなものなのか
 ・どんな種類があるのか
 ・購入、レンタルするにはいくらぐらいかかるのか
などなどパワーリフターに関する色んなことをできるだけ詳しく紹介していきましょう。

     
   

パワーリフターは油圧式の昇降運搬機

パワーリフターは、冒頭でも書いたように重い物を結構な高さから下ろしたり、
反対に結構な高さまで上げたりする際に使う油圧式の昇降運搬機のことよ。

そう言われても想像しにくい場合は、フォークリフトを想像してもらうと分かりやすいわ。

フォークリフトは人が乗り込んで、アクセルとブレーキで前後に動かし、
ハンドルで左右に進行方向を変え、前部のフォークで重い物を持ち上げて運ぶわよね。

前部のフォークで重い物を持ち上げたり、ブレーキで制止させたり、ハンドルで
進行方向を変えるのは同じなんだけど、パワーリフターは人が乗り込めないの。

要するに、フォークリフトのフォーク部分に昇降装置が付いただけのものが
パワーリフターだとすれば想像しやすいんじゃないかしら。

パワーリフターは手動と電動の2種類

パワーリフターには手動と電動の2種類があるわ。

手動のパワーリフターは、フォークを上げたり下げたりするのも手動だし、
荷物を持ち上げて運搬するのも手動なのよ。

私はパワーリフターは使ったことが無いけど、
手動式のハンドリフトは使ったことがあるわ。

パワーリフターもハンドリフトも原理は同じで、
ハンドリフトは重い物を運搬するためのもので、高く持ち上げることができないだけなの。

手動式のパワーリフターでもハンドリフトにも長い柄のハンドルが付いてて、
それを手前に何度も倒すことでフォークが上がる仕組みになってるのね。

フォークの上げ下げには油圧が使われてるから、
いくら重い物であっても持ち上げるのにほとんど力は要らないのよ。

でも重い物を持ち上げてからパワーリフターやハンドリフトを動かすのは完全に手動で、
タイヤが付いてるとは言っても動きださせるのにはかなりの力が要るわ。
(パワーリフターやハンドリフトそのものも重い)

電動のパワーリフターは、
フォークを上げ下げするのにもパワーリフター自体を動かすのにも電気を使うの。

だから荷物を持ち上げるのに、
手動式のようにハンドルを何度も手前に倒す必要が無くて、ボタン1つでOKなのよ。

また荷物を持ち上げてからパワーリフターを動かすのにも電気の力が働くから、
そんなに力を入れなくても重い物を運搬することができるのね。

電動自転車と同じで、自走はしないものの、
電気の力で補助してくれるから力を入れなくても前に進むって感じ。

自走式のパワーリフターもある

電動のパワーリフターには自走するタイプもあるのよ。

通常の電動パワーリフターは、電気の力で補助してくれるだけで、
人が押したり引いたりしないとパワーリフター自体は動かないわ。

ところが自走式のパワーリフターだと、スイッチを入れるだけで人が押さなくても
パワーリフター自体が動くのね。

だから電動のパワーリフター以上に荷物を運搬するのに力が要らなくて、
力の無い人手も簡単に重い物が動かせるってわけ。

でも自走式のパワーリフターで重い物を運んでて、
何かの拍子にパワーリフターから手を離したらどうなるのか心配よね。

自走式のパワーリフターでは、ハンドルに付いてるスイッチを前に倒すと前進、
後ろに倒すと後進するのが一般的なの。

ただパワーリフターを前進後進させるためのスイッチは、
手を離すとニュートラルの位置に戻るようになってるわ。

自走式のパワーリフターを動かしてて何かの拍子に手が離れると、
自動的にスイッチが切れてパワーリフターが止まるから安心安全なのよ。

パワーリフターはフットブレーキで止める

自走式のパワーリフターはスイッチが切れると止まるのは良いとして、
手動や電動のパワーリフターはどうやって止めるのかしら?

重い物を持ち上げたパワーリフターを動かすのも大変だけど、
いったん動き始めたパワーリフターを手動で止めるのはかなり大変よ。

メーカーによって多少違いはあるかもしれないけど、
パワーリフターはフットブレーキを使って止めるようになってることが多いわ。

パワーリフターで重い物を運搬して目的の場所に着いたら、
フットブレーキを踏んでパワーリフターを止めるのね。

私が使ったことのあるハンドリフトには自転車のようなハンドブレーキが付いてて、
それでハンドリフトを止めるようになってわ。

足元には自動車で言うところのパーキングブレーキのペダルがあって、
それを踏むことでハンドリフトの車輪をロックできたの。

車輪をロックできるようにしておかないと、何かの拍子にパワーリフターが
勝手に動いちゃうこともあるかもしれないから、
恐らくパワーリフターにもパーキングブレーキが付いてるはずよ。

パワーリフターを使うのに資格は要る?

フォークリフトを使うには、最大積載量が1t以上の場合は
「フォークリフト運転技能講習修了証」というフォークリフトの免許が必要よ。

最大積載量が1t未満の小型フォークリフトだったらフォークリフトの免許は要らないけど、
「フォークリフト運転業務に係る特別教育」を受講しないといけないわ。

パワーリフターは最大積載量が1tまでのものが多いから、
基本的にフォークリフトの免許は必要無いのね。

じゃあフォークリフト運転業務に係る特別教育を受講しないといけないかって言うと、
パワーリフターを使うに特別教育の受講も必要無いのよ。

フォークリフトはいくら小型でも、自動車のようにアクセルとブレーキで動かしたり
止めたりするから、免許の取得か特別教育の受講が必要だわ。

でもパワーリフターは自走式のものもあるけど、
基本的には人が押したり引いたりして動かすものなの。

そのためフォークリフトに比べると扱いが特に難しいわけでもなく、
危険性も低いからパワーリフターを使うのに資格は必要とされてないのね。

自走式でマスト付のパワーリフターの取り扱いには特別教育の受講が必要

パワーリフターの取り扱いには基本的に資格は不要なんだけど、
自走式でマストが付いてるパワーリフターを使う場合には、
先のフォークリフト運転業務に係る特別教育の受講が必要だわ。

自走式は先にも紹介したように、スイッチを入れることで人が押したり引いたりしなくても
前進後進するタイプのパワーリフターのことね。

マストって言うのは、荷物を持ち上げるフォークを支える柱であり、
フォークを上げたり下げたりするためのレールのことなの。

私が使ったことのあるハンドリフトは、フォークがせいぜい20~30cmも上げられれば
良い方だから、当然マストなんて付いてないわ。

でもパワーリフターは150~180cmぐらいの高さまでフォークを上げることができるので、
ほとんどのパワーリフターにはマストが付いてるのよ。

なので自走式のパワーリフターを使う場合には、フォークリフト運転業務に係る
特別教育を受講しなきゃいけないと思っておいた方が良いかもしれないわね。

受講する必要があるのに受講してないのは大問題だけど、
受講しなくて良いのに受講してる分には何の問題もないの。

だから自走式のパワーリフターを使う場合には、
事前にフォークリフト運転業務に係る特別教育を受講しておくのがベターよ。

フォークリフト運転業務に係る特別教育を受講するには

フォークリフトの免許は国家資格だから、
各都道府県の労働局に登録されてる教育機関で講習が行われて、
厚生労働省が指定する機関によって免許が発行されるようになってるのよ。

それに対して一部のパワーリフターの取り扱いに必要なフォークリフト運転業務に係る
特別教育は国家資格じゃないから、講習も証明書の発行もフォークリフト業務に関わる
事業者が行ってるわ。

とは言っても、フォークリフト免許の講習を行ってる
 ・トヨタL&F
 ・コマツ
 ・コベルコ
などでフォークリフト運転業務に係る特別教育を受けるのが一般的ね。

もちろんそれ以外でも特別教育の講習は行ってるところはあるんだけど、探すのも
手間がかかるし日程の問題もあるからフォークリフトの教習所で受けるのが簡単なのよ。

フォークリフト運転業務に係る特別教育の講習内容は、学科が
 1.フォークリフトの走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(2時間)
 2.フォークリフトの荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(2時間)
 3.フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識(1時間)
 4.関係法令(1時間)
の合計6時間。

実技は
 1.走行の操作(4時間)
 2.荷役の操作(2時間)
のこちらも合計6時間で、学科と合わせると12時間の講習となるわ。

2日間の日程で行われるのが一般的で、受講料金は講習を実施する事業者によって
多少違って15,000~18,000円の間ぐらいね。

ちなみにフォークリフトの免許を取得するには、
学科と実技合わせて最大35時間の講習を受けないといけないの。

教習所に集中的に通ったとしても5日ぐらいはかかるし、
料金も40,000~50,000円ぐらいかかっちゃうのよ。

ただフォークリフトの免許を取得する際には、普通とか中型など自動車免許を
持ってることで一部の講習が免除されるから、最短だと2日で取得することも可能だわ。

でもフォークリフト運転業務に係る特別教育では、何かの資格を持っているからと言って
一部の講習が免除されたり短縮されることはないのよね。

フォークリフトの免許を持ってるなら特別教育を受講しなくて良い

国家資格や民間資格の一部には「上下」があって、上位の資格を持ってる場合には
別途講習を受けなくても下位の資格を持ってることになるのよ。

身近なところだと自動車免許で、普通自動車免許があれば原付に乗れるし、
準中型・中型・大型の免許を持ってれば普通自動車に乗れるわ。

それと同じでフォークリフトの資格にも上下があって、フォークリフトの免許が上位で
フォークリフト運転業務に係る特別教育が下位になってるの。

だから最大積載量1t以上のフォークリフトに乗れる免許を持ってる場合は、
最大積載量1t未満のフォークリフトに乗るのに必要なフォークリフト運転業務に係る
特別教育を受講する必要は無いのね。

     
   

パワーリフターを購入するにはいくらぐらいかかる?

物流関係で倉庫内で大きな荷物を右へ左へ上へ下へと運ぶ場合には、
パワーリフターの1台ぐらいあった方が業務効率が上がるし、
従業員の負担も軽くなるわ。

じゃあパワーリフターを購入するとなると、一体いくらぐらいかかるのかしら?

メーカーや手動か電動かでも価格は違うんだけど、
手動のパワーリフターなら10万円以下で買えるケースが多いわね。

ただ手動のパワーリフターでもフォークが高くまで上げられるタイプは
ちょっと高価になってて、10万円どころ20万円を超えるものもあるのよ。

実際に地上から150cmの高さまで荷物が持ち上げられるタイプの
手動式パワーリフターで、販売価格が約26万円となってるわ。

さすがに20万円を超えるのはかなり高額で、一般的には手動のパワーリフターなら
10万円前後が相場といったところじゃないかしら。

電動のパワーリフターは30万円以上

電動のパワーリフターとなると手動よりも当然価格は高くて、
大体30万円以上はすると思っておいた方が良いわ。

20万円台で買える電動のパワーリフターもあるんだけど、
最大積載量が200kgぐらいのタイプなのよ。

最大積載量が500kgとか1000kgとかってなると、
30万円を超えて50万円60万円ぐらいするのよね。

加えて自走式となるとさらに価格がアップして、
80万円とか100万円を超えてくるものもあるわ。

扱う荷物の量が多いんだったら電動や自走式のパワーリフターでも
十分元は取れるけど、それほど荷物の量が多くないなら手動のパワーリフターで
十分じゃないかな。

中古なら手動でも電動でも安く買える

新品のパワーリフターを買うとなると結構高額だけど、
中古なら手動でも電動でも格安価格で買うことができるわよ。

ネットで中古のパワーリフターを検索してみると、
新品だと10万円前後する手動パワーリフターが3~4万円ぐらいで買えるわ。

電動パワーリフターは中古でもそれなりの価格が付いてて、
大体20~25万円ぐらいといったところかしら。

それでも新品の電動パワーリフターは50万円60万円するものも少なくないから、
中古だと半額以下で買えるのよ。

ただ自分が欲しいと思ってるタイプのパワーリフターが、
必ずしも中古市場にあるとは限らないのよね。

また、中古機器を取り扱ってる業者さんから買うなら良いんだけど、
ネットオークションとかフリマサイトでの個人取引だとちゃんと動かないパワーリフターを
売り付けられるリスクもあるわ。

なので中古のパワーリフターを購入する際には、
そういったリスクも考えて検討した方が良いわよ。

パワーリフターのレンタル料金は?

物流関係などで毎日のようにパワーリフターを使う場合には、
当然だけど1台は自前のパワーリフターを持っておいた方が良いわ。

でも私の会社のように棚卸しなどの時だけ使いたいというのであれば、
買っておいておくのはもったいないから、パワーリフターをレンタルするのがおすすめよ。

物流関係や建設関係の機器を取り扱ってるレンタル業者さんだったら、
パワーリフターをレンタルできる可能性があるわ。

レンタル料金は手動と電動でも違うし、最大積載量によっても違ってくるのよ。

あるレンタル業者さんでは同じ手動パワーリフターでも、最大積載量によって
 ・500kg・・・1日当たり2,900円
 ・1000kg・・・1日当たり6,700円
となってて、やっぱり最大積載量が大きい方がレンタル料金が高いのね。

電動パワーリフターのレンタル料金は、
同じタイプの手動パワーリフターよりもちょっと高く設定されてるわ。

先の手動パワーリフターと同じレンタル業者さんで、最大積載量1000kgの
電動パワーリフターをレンタルすると1日当たりの料金は7,800円となってるのね。

また業者さんによっては、
パワーリフターのレンタルには保証金の預け入れが必要な場合もあるのよ。

あるレンタル業者さんでは、電動パワーリフターをレンタルする際に20万円の保証金を
預かり、故障や破損などが無く返却されたら20万円を返すというシステムになってるわ。

期日までに返却しなかったり、レンタルした側の過失でパワーリフターが
故障・破損した場合は保証金でまかなわれることになるの。

パワーリフターは1日レンタルはできない?

パワーリフターをレンタルしてる業者さんのサイトをいくつか見たんだけど、
どの業者さんでもパワーリフターを1日だけレンタルすることはできなくなってるわ。

業者さんによってレンタル期間の最小単位は違ってて、レンタル料金を紹介した
先の業者さんだとパワーリフターは3日間からのレンタルなの。

他の業者さんだと最低5日間からのレンタルとなってるところもあり、
3日とか5日とかよりも短い期間で返却して3日分や5日分の料金を払わないと
いけないシステムなのね。

3日分や5日分のレンタル料ってなると少なくとも2~3万円になるから、
それなら中古の手動パワーリフターを買っておいた方が安く済むかもしれないわ。

まとめ

パワーリフターの種類や取扱いに必要な資格、購入費用、レンタル料金などについて
できるだけ詳しく紹介したわ。

どんな業種の会社でも、年に何回かは棚卸しとか倉庫の整理といった作業をすることが
あるんじゃないかしら。

倉庫や物置によっては、パワーリフターのような大きな機器が入れられないこともあるし、
パワーリフターを使うことでかえって効率が悪くなっちゃうこともあるかもしれない。

でもある程度の広さがある倉庫で棚卸しや整理をする場合は、パワーリフターが
1台あるだけでも作業効率が上がるし、何より従業員の身体的負担が軽くなるのよ。

なので物流関係でなくても、倉庫や物置に1台ぐらいはパワーリフターを買って
置いておくのも良いんじゃないかしら。

   
   

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