配線

ケーブルキャッチャーと通線ワイヤーってどうやって使う?

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こんにちは、ノラです^^

自宅で光回線を使ってると、
「ここにも光コンセントがあると便利なのになぁ」って思うことがあったりするわ。

光コンセントの増設は専門の業者に依頼しないとできないって思ってるかも
しれないけど、実はDIYも可能なのよ。

DIYで光コンセントの増設などLANケーブルの配線作業を行う場合
 ・ケーブルキャッチャー
 ・通線ワイヤー
といった工具が有ると便利なのよね。

じゃあ「ケーブルキャッチャー」とか「通線ワイヤー」はどういう工具でどういう使い方を
するのか、その他LANケーブルの配線作業に有ると便利な工具を詳しく紹介するわね。

     
   

ケーブルキャッチャーはケーブルを手元に引き寄せる工具

光コンセントの増設などLANケーブルの配線作業をDIYするのに
有ると便利な工具の代表格が「ケーブルキャッチャー」よ。

ケーブルキャッチャーはその名の通りケーブルを掴むもので、
手の届かないところにあるケーブルを手元に引き寄せるための工具なの。

マジックハンドのように実際にケーブルが掴めるようになってるケーブルキャッチャーも
あれば、先端が鉤状になっててケーブルを引っ掛けるタイプもあるのよ。

光コンセントを増設する場合は壁の中の配管にLANケーブルを通すことになるし、
それ以外の配線作業でもケーブルが見えないように壁の中や天井にケーブルを
通すことが多いわ。

壁の中の配管や天井などの狭い場所にLANケーブルを通す場合、
ケーブルを引き寄せたいけど手が入らないとか手が届かないってことがあるのよね。

そういった時にケーブルキャッチャーを使うと、手が入らなかったり届かないような
位置にあるケーブルを簡単に手元に引き寄せることができるってわけ。

ケーブルキャッチャーは無いと配線作業をするのに無いと困るっていうほどの
工具じゃないけど、有るとかなり便利なのよ。

ケーブルキャッチャーの種類

ケーブルキャッチャー
 ・素材
 ・長さ
によって種類が分かれてるの。

ケーブルキャッチャーの主な素材は
 ・カーボン
 ・グラスファイバー
 ・ステンレス
 ・FRP
の4つね。

軽くて丈夫だから「カーボン製」のケーブルキャッチャーが人気で、
実際に販売されてるケーブルキャッチャーもカーボン製のものが多いわ。

ただカーボン製のケーブルキャッチャーは値段が結構高くて、
伸ばした長さが2mぐらいの短いものでも10,000円近くするのよ。

同じ長さでステンレス製のケーブルキャッチャーは5,000円前後だから、
カーボン製はステンレス製の2倍近く高価なのね。

プロの業者で頻繁にケーブルキャッチャーを使うなら、
少々高くても軽くて丈夫なカーボン製の方が絶対に良いわ。

でもDIYで使うぐらいだったら、多少重くても丈夫で値段の安いステンレス製でも
十分じゃないかしら。

ケーブルキャッチャーの長さは1mきざみで最長20m

ケーブルキャッチャーの長さは、一番短いものが90cmでそこから1mきざみで
長くなっていって一番長いものが20mとなってるわ。

プロの業者でも20mのケーブルキャッチャーが必要になることは少なくて、
4~6mぐらいが使いやすいみたいね。

DIYで使うのには4~6mのケーブルキャッチャーすら必要無くて、
もっと短い2mぐらいものでも事足りるはずよ。

とは言え「大は小を兼ねる」じゃないけど、2mのケーブルキャッチャーを買ったは
良いけど短かったってなるのはイヤだから、少し長めのものを買っておいた方が
良いんじゃないかしら。

ただ長くなればなるほどケーブルキャッチャーが重くなって、
20mだと実に5kg近くにもなるのよ。

またケーブルキャッチャーは釣り竿のように長さが調節できるようになってるんだけど、
収納のしやすさを考えるとやっぱり短い方が良いわ。

伸ばした状態で2mだと収納時は20~25cm程度、4mだと30~50cm、
6mだと35~70cmぐらいになるの。

収納時の長さが30~50cmぐらいなら工具箱に入れることもできるけど、
70cmとなるとちょっと工具箱には収まらないわ。

だからある程度長さがあって、それでいて重くなく、さらに収納もしやすい4mぐらいの
ケーブルキャッチャーが一番使いやすいのかもしれないわね。

ケーブルキャッチャー先端のLEDライトは不要

ケーブルキャッチャーには先端にLEDライトが付いてるものと付いてないものがあって、
同じ素材同じ長さでもLEDライトが付いてる方が少し値段が高いの。

壁の中の配管や天井裏といった暗い場所での作業に使うものだから、
ケーブルキャッチャーにはLEDライトが付いてる方が良いと思うわよね。

でも実際にはケーブルキャッチャーの先端に付いてるLEDライトを使うことって
ほとんど無いから、LEDライトは不要なのよ。

暗い場所での作業と言っても、ケーブルが見えないぐらい暗いってわけでもないから、
LEDライトが必要になるケースが少ないのよね。

またケーブルキャッチャーの先端に付いてるLEDライトは電池交換ができない場合が
ほとんどで、電池が切れるとLEDライトが使えなくなっちゃうの。

だからケーブルキャッチャーを購入する時は、
LED付きの高いものじゃなくてLED無しの安いものでOKよ。

ケーブルキャッチャーのブランドは2つ

工具に詳しい人によると、ケーブルキャッチャーのブランドは
 ・デンサン(ジェフコム株式会社)
 ・マーベル(ミノル工業)
の2つぐらいしかないんだって。

どちらかと言うとデンサンよりもマーベルの方が人気があるみたいで、
プロの業者でもマーベルのケーブルキャッチャーを使ってる人が多いらしいわ。

ひょっとすると先の2つ以外にもケーブルキャッチャーのブランドがあるかも
しれないけど、購入するんだったらデンサンかマーベルのものが安全確実よ。

ケーブルキャッチャーの代用品

これから何度もDIYで配線作業を行うならケーブルキャッチャーを買っても良いけど、
1~2か所の配線作業をするのにケーブルキャッチャーを買うのはもったいないわ。

実はケーブルキャッチャーが無くても、別の物を代用して手の届かない位置にある
ケーブルを手元に引き寄せることができるのよ。

ケーブルキャッチャーの代用品として使える物の1つ目が「釣り竿」ね。

釣り竿はケーブルキャッチャーと同じで長さが調節できるし、
素材もカーボンとかグラスファイバーだったりして多少柔軟性があるわ。

だから先端部分を鉤状にしてケーブルが引っ掛けられるように改造だけすれば、
釣り竿をケーブルキャッチャーの代用品として使えるのよ。

実際に趣味で釣りをしているプロの業者の中には、使わなくなった釣り竿を改造して
ケーブルキャッチャーとして使ってる人もいるんだって。

趣味で釣りをしてないと釣り竿なんて持ってないけど、使ってない釣り竿があるなら、
それをケーブルキャッチャーの代用品と使うのもアリね。

コンベックスもケーブルキャッチャーの代用品になる

手を離すと自動的に巻き戻る金属製の巻き尺である「コンベックス」も
ケーブルキャッチャーの代用品になるのよ。

コンベックスは物の角にひっかけられるように先端がL字になってて、
反対側を抑える人が居なくても1人で物の長さが測れるようになってるわ。

この先端のL字部分でケーブルを引っ掛けて、
コンベックスを巻き戻すことでケーブルを手元に引き寄せられるってわけね。

先端が鉤状になってるケーブルキャッチャーに比べると少し引っ掛けるのが難しいけど、
コンベックスでも十分ケーブルキャッチャーの代用は務まるの。

しかも釣り竿を持ってる人は限られるけど、
コンベックスなら家の中を探せば1つぐらいは見つかる可能性が高いわ。

また釣り竿に比べるとコンベックスは簡単に手に入るし、
本来の姿である巻き尺としても使えるから、1つぐらい買っておいて損は無いのよね。

通線ワイヤーはケーブルを通すガイド

ケーブルキャッチャーとともに、
DIYで配線作業を行うのに有ると便利な工具が「通線ワイヤー」よ。

通線ワイヤーは、簡単に言うと、
壁の中の配管などにケーブルを通す際にガイドの役割を果たすものなの。

例えばパーカーに紐を通す時に、紐だけだと通しにくいから、
ヘアピンなどの硬くて細いものに紐を括り付けて穴に通すわよね。

その時のヘアピンのような役目をするのが通線ワイヤーなのよ。
(厳密にはちょっと違うけど・・・)

ケーブルキャッチャーは配線作業を行うのに「有ると便利」な工具だけど、
通線ワイヤーは配線作業を行うのに「無いと不便」な工具と言っても良いぐらいよ。

通線ワイヤーの使い方

例えば、家のリビングから自分の部屋まで壁の中の配管を通してLANケーブルを
引きたいとするわよね。

まずリビングと自分の部屋のコンセントプレートを外して、
壁の中を通る配管の出入口を見えるようにするの。

自分の部屋の配管に通線ワイヤーを入れて、リビングの配管から通線ワイヤーの先が
出てくるまで伸ばすのよ。

自分の部屋からリビングまで通線ワイヤーが通ったら、リビング側の通線ワイヤーの
先端についてる金具や輪っかにLANケーブルを括り付けてね。

次に自分の部屋で通線ワイヤーを巻き取れば、
リビングから自分の部屋までLANケーブルが引き込めるってわけ。

壁の中の配管には電気や電話のケーブルも通ってたりするから、
LANケーブルをそのまま通そうとすると途中で引っ掛かっちゃうことも多いのよね。

通線ワイヤーのようなコシのあって引っ掛かりにくいケーブルを先に通しておくことで、
簡単にLANケーブルを壁の中の配管に通すことができるわ。

ちなみに通線ワイヤーを配管に通す際、もうちょっとで目的の部屋に届くって時に
通線ワイヤーを引っ張り出すのにもケーブルキャッチャーが使えるわよ。

通線ワイヤーの種類

通線ワイヤーもケーブルキャッチャーと同じで
 ・長さ
 ・素材
に種類があって、さらに
 ・太さ
 ・色
でも種類が分かれるのよ。

通線ワイヤーの価格は「長さ」と「素材」で決まってて、長ければ長いほど価格は
高くなるし、ステンレスとスチールだとステンレスの方が高いわ。

ステンレスで長さが50mの通線ワイヤーだと価格が10,000円を軽く超えてくるけど、
スチールで10mだと3,000円前後で購入できるわね。

DIYで通線ワイヤーを使うなら10~20mで十分

LANケーブルの配線作業をDIYで行うんだったら、
通線ワイヤーの長さは10~20mもあれば十分じゃないかしら。

一般的な戸建て住宅の1フロアの天井高は3mぐらいだから、
1階と2階で配線するにしても通線ワイヤーは5~10mもあれば足りるわ。

同じフロアの別の部屋同士で配線するとしても、
余程の豪邸じゃなければ10~20mで届くはずよ。

ケーブルキャッチャーと同じで「大は小を兼ねる」だから、
20mの通線ワイヤーを持ってれば大体の配線作業には対応できるわね。

いざという時のために、もっと長い40m50mの通線ワイヤーを用意しておいても
良いけど、通線ワイヤーの素材ってステンレスやスチールだから40m50mもあると
かなり重いのよ。
(50mだと2kg以上)

束ねて輪っかにしてもかさばるし、
持ち運びや保管することを考えると通線ワイヤーが長すぎるのも不便だわ。

少々価格が高くてもステンレスの通線ワイヤーの方が良い

通線ワイヤーの素材は主にステンレスかスチールで、
中にはグラスファイバーのものもあるわ。

ステンレスよりスチールの方が安いから、
家庭で使う通線ワイヤーの素材はスチールでと思いがちなの。

プロの業者だと毎日のように通線ワイヤーを使う機会があるけど、
家庭だと1回使ったらその次に使うまで物置にしまいっぱなしになることが多いわ。

物置の環境をしっかりと整えておかないと、置きっぱなしにしてるスチールの
通線ワイヤーは湿気で錆びちゃう可能性が高いのよ。

20mの通線ワイヤーはスチール製でも数千円はするから、
いざ使おうと思った時に錆びて使えないとなるともったいないわ。

そう考えると、物置に入れっぱなしにしておいても錆びる可能性が低いステンレスや
グラスファイバーの通線ワイヤーの方が良いってわけね。

通線ワイヤーの太さは配管の形状で選ぶ

通線ワイヤーは製品によって、直径4mmとか4.5mm、5.5mmなど太さが違ってるわ。

細いワイヤーはよれやすいけど曲がりやすいから、LANケーブルを通す配管が途中で
カーブしてるといった場合には細い通線ワイヤーを使った方が良いのよ。

反対に太いワイヤーは曲がりにくいけどよれにくいから、まっすぐな配管や配管内に
電線など他の配線が通ってる場合には太い通線ワイヤーが使いやすいのよね。

一般的な住宅の壁の中を通る配管は、多少曲がってることもあるけど、
固定電話のケーブルや電線など他の配線が通ってることが多いわ。

細い通線ワイヤーだと他の配線に引っ掛かった場合によれてそれ以上押し込めなく
なるものの、太いワイヤーだと引っ掛かっても多少強引に押し込むことが可能なの。

だからDIYで使う通線ワイヤーは、太すぎると使いにくいけど、
直径5mmとか5.5mmとか少し太めのものの方が使いやすいと思うわ。

通線ワイヤーは目立つ色の方が良い

通販サイトで販売されてる通線ワイヤーの画像を見ると、
赤とか黄とか緑とか派手な色合いのものが結構多いのよ。

中には工事現場なんかで使われるいわゆるトラロープみたいに、
ツートンカラーになってる通線ワイヤーもあるわ。

離れた場所からでも通線ワイヤーが配管を通ったことが分かるように、
通線ワイヤーは目立つ色の方が良いわね。

例えば自分の部屋からリビングに通線ワイヤーを通す場合、2人で作業するなら1人が
リビングに居て通線ワイヤーの先端がリビングまで届いたか確認できるわ。

でも1人で作業する場合には、自分の部屋である程度通線ワイヤーを押し込んだら
通線ワイヤーの先端が出てるかどうかリビングに確認しに行かなきゃいけないの。

通線ワイヤーを目立つ色にしておけば、
リビングの外からでも通線ワイヤーの先端が出てるかどうか確認できるってわけ。

だから通線ワイヤーの色はあまり目立たない黒とか銀じゃなくて、
赤とか黄とかの目立つ方が良いのね。

     
   

通線ワイヤーの代用品

これから先も使う可能性があるなら通線ワイヤーを買っても良いけど、
1回しか使わないんだったら通線ワイヤーを買うのはちょっともったいないわよね。

そんな場合は、家の中にある意外な物を通線ワイヤーの代用品として使うと良いわ。

通線ワイヤーの代用品となる家の中にある意外なものとは、
引っ越しとか廃品回収の際に新聞紙や雑誌などをまとめる「ビニール紐」なの。

家の中を探せばビニール紐1巻ぐらいはあるだろうし、
無かったとしてもホームセンターやコンビニでも簡単に手に入れることができるわ。

しかも、通線ワイヤーは5mの短いものでも1,000円以上はするけど、
ビニール紐だと150mや200mでも200円以下なのよ。

通線ワイヤーの代わりにビニール紐を使うのはDIY上級者のテクニックなんだけど、
初心者でもいくつか注意点を抑えておけばできないことはないわ。

もちろん通線ワイヤーを使う方が簡単よ、でも通線ワイヤーを買うのがもったいないなら
ビニール紐を代用品として使うのもアリだわ。

通線ワイヤーの代用品としてのビニール紐の使い方

通線ワイヤーの代用品としてのビニール紐の使い方を説明する前に、
ビニール紐を通線ワイヤーの代わりに使う場合には「掃除機」も用意しておきましょう。

例えばリビングから自分の部屋にLANケーブルを通したい場合は、
自分の部屋の配管に先端に結び目を付けたビニール紐をある程度押し込んでおくの。

通線ワイヤーならそのままリビングに届くまで押し込んでいくんだけど、
ビニール紐をそのまま押し込んでもリビングまで届く可能性はほとんど無いわ。

だからビニール紐を自分の部屋の配管にある程度押し込んだら、
今度はリビング側の配管の中を掃除機で吸引するのよ。

そうするとビニール紐が掃除機に吸引されて、
自分の部屋からリビングまで配管の中にビニール紐を通すことができるのね。

後はリビング側に出たビニール紐にLANケーブルを括り付け、
自分の部屋側のビニール紐を手繰り寄せていけばリビングから自分の部屋に
LANケーブルが引き込めるわ。

LANケーブルを括り付けたビニール紐は強く引っ張りすぎない

配管にビニール紐を通してLANケーブルを括り付けたら、
反対側の部屋でビニール紐を手繰り寄せていくだけど、
この時あまり強くビニール紐を引っ張らないのがポイントの1つ目よ。

LANケーブルを括り付けている部分が、
配管の中で他のケーブルなどに引っ掛かっちゃうこともあるわ。

他のケーブルなどに引っ掛かってる状態でビニール紐を強く引っ張りすぎると、
括り付けたLANケーブルが抜けたり、ビニール紐が切れたりするのよね。

LANケーブルが抜けたりビニール紐が切れると、配管にビニール紐を通すところから
やり直しになるから、ビニール紐はあんまり強く引っ張っちゃダメなの。

リビングから自分の部屋にLANケーブルを引き込む際に配管の中で引っ掛かったら、
リビング側に少し引き戻して、再度自分の部屋に引き込むなど引っ掛かりを解消する
方法を見つけましょう。

ビニール紐を掃除機で吸い込む際にも注意が必要

ビニール紐を配管に通すのに掃除機で吸引するんだけど、
その掃除機で吸引する際にも注意が必要よ。

掃除機の吸引力に対してビニール紐は軽すぎるから、配管の長さによっては
掃除機のスイッチを入れた瞬間に掃除機の吸引口までビニール紐が来ちゃうわ。

それに気付かずに吸引し続けると、必要以上にビニール紐を掃除機が
吸い込んじゃって、ビニール紐を掃除機から引っ張り出すのが大変なの。

吸い込んだビニール紐の長さによっては、ビニール紐を引っ張り出した時に
掃除機の中のゴミまで連れてきちゃうなんてこともあるのよねぇ。
(吸い込みすぎた場合は吸引口のところでビニール紐を切る)

またあらかじめビニール紐を適当な長さに切ってたりすると、
全部掃除機が吸い込んじゃうってことも考えられるわ。

かと言って早めに掃除機のスイッチを切って、配管の途中でビニール紐が止まっても
面倒だから、掃除機の吸い込み加減の調節が難しいのね。

ケーブルキャッチャーも通線ワイヤーの代用品として使える

配管が真っすぐで曲がってない場合は、
ケーブルキャッチャーも通線ワイヤーの代用品として使えるわね。

ケーブルキャッチャーは最大20mまで伸ばせるものがあるから、
配管に直接ケーブルキャッチャーを押し込んじゃえば良いのよ。

配管が曲がってると途中でケーブルキャッチャーが引っ掛かっちゃうけど、
真っすぐだと目的の部屋までケーブルキャッチャーが届くわ。

後はケーブルキャッチャーの先端でLANケーブルを掴むなり引っ掛けるなりして、
目的の部屋にLANケーブルを手繰り寄せるってわけ。

ただ、同じ長さならケーブルキャッチャーより通線ワイヤーの方が断然安いから、
ケーブルキャッチャーを通線ワイヤーの代用品にするのはあまり経済的じゃないわよ。

たまたま手元に20mのケーブルキャッチャーがあって、
たまたま家の配管が真っすぐと条件が揃った場合のみ使える方法ね。

ケーブルキャッチャーや通線ワイヤー以外に配線作業で有ると便利な工具

ケーブルキャッチャーや通線ワイヤー以外で配線作業の時に
有ると便利な工具としては、「通線用潤滑油」が挙げられるわね。

配管内に他のケーブルがとおってなければ引っ掛からないけど、
電線など他のケーブルが通ってると通線ワイヤーが引っ掛かりやすいのよ。

あらかじめ通線ワイヤーに通線用潤滑油を塗っておくと、
他のケーブルとの摩擦が少なくなって、引っ掛からずに通線ワイヤーが通しやすいわ。

また通常の潤滑油と同様に通線用潤滑油が乾いても効果は持続するから、
続けて使う場合でも通線ワイヤーが通しやすいままなの。

金属などの潤滑油である「シリコーンスプレー」を通線用潤滑油の代わりとして使っても、
同じような効果が期待できるわよ。

通線用潤滑油の代わりに「石鹸」を使っても通線ワイヤーが配管に通しやすくなると
言われるけど、石鹸を通線用潤滑油の代わりに使うのはあまりおすすめできないわ。

石鹸の界面活性剤によって通線ワイヤーの表面がツルツルになるから、
潤滑油の代わりに石鹸を使うこともできるの。

でも通線ワイヤーに塗った石鹸がケーブルの被覆部分に付着することで、
結果的にケーブルを痛めちゃう恐れがあるのよ。

通線ワイヤーを通しやすくするのにケーブルの寿命を縮めたら意味が無いから、
潤滑油の代わりに石鹸を使うのは止めた方が良いわ。

LANケーブルの配線作業って業者以外が行っても良いの?

冒頭でも書いたように、
LANケーブルの配線作業は専門の業者じゃなくても自分で行うことができるわ。

電線の配線作業には「電気工事士」という国家資格が必要で、
電気工事士以外が行うことは法律で禁止されてるの。

でもLANケーブルは電気を通すケーブルじゃないから、
電気工事士など特別な資格を持ってない人が配線作業を行っても大丈夫なのよ。

またLANケーブルの配線作業を行うのに電気のコンセントのプレートを外さないと
いけないけど、コンセントプレートを外すぐらいなら電気工事士の資格は要らないわ。

ただしコンセントプレートを外して、電気のコンセントの差込口をどうにかするってなると
電気工事士の資格が必要になってくるから気を付けてね。

ちなみに固定電話の電話線には電気が通ってるんだけど、固定電話の電話線の
配線作業は「電気通信工事担任者」という電気工事士とは別の資格が必要なのよ。

まとめ

LANケーブルの配線を作業を行う際には
 ・ケーブルキャッチャー
 ・通線ワイヤー
といった工具があると便利よ。

これからもLANケーブルの配線作業をDIYで行うんだったら、
ケーブルキャッチャーと通線ワイヤーを揃えておくと良いわ。

ただ、通線ワイヤーはそれほど高価じゃないから良いとして、
ケーブルキャッチャーは高額な上に他に使い道が無いのよねぇ。

先端を改造した釣り竿やコンベックスがケーブルキャッチャーの代用品になるし、
今後配線作業をDIYで行う予定が無いならわざわざケーブルキャッチャーを
買う必要は無いと思うわ。

   
   

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