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ゲーミングPCのノートタイプはゲームと普段使いの二刀流が可能

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ゲーミングPCは高性能なので、「ゲーミングPCを普段使いすれば
効率よく作業できるのでは?」と考える人も少なくないはずです。

ではゲーミングPCは普段使いに適しているのか、
普通のパソコンとは何が違うのかなどを詳しく見ていきましょう。

     
   

ゲーミングPCは普段使いできる

ゲーミングPCを仕事や勉強などのために普段使いすることはできます。

ゲーミングPCと言っても「ゲーム専用のパソコン」ではなく、
「ゲームをするのに適したスペックを持つパソコン」です。

パソコンでゲームをプレイするには、
それなりの処理能力やグラフィック性能などが求められます。

普段使いするパソコンの主な用途は
 ・ネットサーフィン
 ・Officeソフトの使用(WordやExcelなど)
 ・動画視聴(YouTubeなど)
などで、人によっては趣味や仕事で動画や画像の編集も加わります。

一般的なパソコンの主な用途では、ゲームをプレイすることに比べると
処理能力やグラフィック性能は高い水準を求められません。

「大は小を兼ねる」という言葉の通り、高い水準の処理能力やグラフィック性能を持つ
ゲーミングPCであれば普段使いも問題なくできるのです。

ゲーミングPCと一般的なパソコンとの違い

ゲーミングPCと一般的なパソコンの大きな違いは、
先にも書いたように「処理能力」と「グラフィック性能」です。

一般的な用途で使われるパソコンには高度な処理能力は求められませんから、
高性能なCPUを搭載しているのはハイスペックモデルぐらいとなっています。

オンラインゲームは画面内で複数のキャラクターが激しく動き回ることもあるため、
ゲーミングPCには高い処理能力が求められます。

一般的な性能のパソコンでオンラインゲームをプレイすると、キャラクターの動きが
カクカクになったり、場合によってはフリーズしてしまうこともあるのです。

カクついたりフリーズせず快適にオンラインゲームをプレイするために、
ゲーミングPCには高性能なCPUが搭載されています。

実際にLenovoで
 ・Windows11
 ・16型ディスプレイ
 ・メモリ16GB
 ・ストレージ512GB
 ・価格15万円台
というスペックの一般的な用途に使うノートパソコンに搭載されているCPUは
「AMD Ryzen5 PRO 7040U」です。
(参照:https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/thinkpad/thinkpad-p-series/thinkpad-p16s-gen-2-(16-inch-amd)-mobile-workstation/len101t0075#tech_specs)

同じスペックのLenovoのゲーミングノートPCには
「Intel Core i7-13620H」というCPUが搭載されています。
(https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/loq-laptops/lenovo-loq-16irh8/82xw004yjp)

Ryzen5がミドルレンジのCPUでCore i7はハイエンドモデルですから、同じ価格帯でも
ゲーミングノートPCの方が高性能なCPUを搭載されていることが分かります。

グラフィック性能の違い

ゲーミングPCと普段使いするパソコンではグラフィック性能も違います。

ゲーミングPCには、グラフィックの処理を専門的に行っている
グラフィックボード(GPU)が搭載されています。

普段使いする一般的な性能のパソコンには独立したGPUは搭載されておらず、
グラフィックの処理はCPUに内蔵されたGPUで行っているのです。

専門的に処理を行うGPUとCPU内蔵のGPUでは比べるまでもなく、
ゲーミングPCの方がグラフィック性能も高くなっています。

消費電力の違い

ゲーミングPCと一般的な性能のパソコンでは消費電力も違っており、
ゲーミングPCの方が電力をより多く消費します。

パソコンにはCPUを始めとして様々なパーツが使われていますが、
中でもGPUが一番消費電力が多いのです。

例えば一般的なノートパソコンの使用時の消費電力は15~30W程度ですが、
ゲーミングノートPCを同じ用途で使った時の消費電力は50W程度となります。

ゲームプレイ時となると160~240Wと桁違いの電力を消費しますから、
電力消費はゲーミングPCの方が激しいです。

静音性の違い

ゲーミングPCと一般的な性能のパソコンでは、
使用時に出る音の大きさにも違いがあります。

スペースに余裕のあるデスクトップ型だとそれほど差はありませんが、
スペースが限られるノート型だとゲーミングPCの方が使用時の音が大きいです。

一般的な性能のノートパソコンは冷却用のファンが1つなのに対して、
ゲーミングノートPCには冷却ファンが2つ付いています。

GPUが搭載されていないノートパソコンはCPU用の冷却ファンだけで良いですが、
ゲーミングノートPCはCPU・GPUそれぞれに冷却ファンが必要なのです。

1つ1つのファンの音はそれほど大きくなくても、
2つ同時に稼働すると少し気になる程度の大きさの音になる恐れはあります。

     
   

ゲーミングPCを普段使いするメリット

ゲーミングPCを普段使いするメリットの1つは、
高性能なので「動作が安定する」ことです。

一般的な性能のパソコンだと、
マルチタスクや大きいデータを扱うと動作が重くなってしまうことがあります。

扱うデータや作業内容にパソコンの処理能力が追い付いていないので、
動作が重くなってしまい作業効率が悪くなってしまうのです。

ゲーミングPCには高性能なCPUが搭載されていますから、
少々重いデータを扱ってもパソコンの動作が重くなることはありません。

効率が上がって作業時間が短縮できますし、
動作が重くてイライラすることがないので精神衛生上もプラスです。

ネットサーフィンや動画視聴もサクサク

ゲーミングPCを普段使いすると、ネットサーフィンや動画視聴もサクサクです。

一般的な性能のパソコンで特に画像の多いサイトにアクセスすると、
サイトのすべての情報が表示されるまでに少し時間がかかってしまうことがあります。

またYouTubeはともかくNetflixなど動画配信サービスの映画やドラマは、
高画質・高解像度で観たいです。

一般的な性能のパソコンで高画質・高解像度の動画を再生するとカクつきますが、
ゲーミングPCであれば高画質・高解像度の動画でもカクつきません。

ゲーミングPCを普段使いするデメリット

ゲーミングPCを普段使いするデメリットとしては、「価格が高いこと」が挙げられます。

例えばLenovoの公式オンラインショップでは
 ・Windows11
 ・16型ディスプレイ
 ・メモリ 16GB
 ・ストレージ 512GB
 ・CPU Corei7
というスペックの一般的な性能のノートパソコンを最安139,700円で購入できます。

同程度のスペックのゲーミングノートPCをLenovo公式オンラインショップで購入すると、
最安でも149,820円です。

厳密に言うとCPUの性能が少し違いますが、それでも同程度なら
一般的な性能のノートパソコンの方が安く買える可能性が高いのです。

性能が上がれば上がるほど価格差は大きくなるので、普段使いのためだけに
ゲーミングPCを購入することには経済的なデメリットがあります。

ゲーミングノートPCは持ち運びに適さない

ゲーミングノートPCは一般的な性能のノートパソコンに比べて重いので、
持ち運びには適しません。

例えば先の
 ・Windows11
 ・16型ディスプレイ
 ・メモリ 16GB
 ・ストレージ 512GB
 ・CPU Corei7
というスペックで最安機種の重さは、
一般的な性能のノートパソコンが1.76kgでゲーミングノートPCは2.6kgとなっています。
(参照:https://www.lenovo.com/jp/ja/compare_product.html)

一般的に持ち運びに適したノートパソコンの重さは1~1.5kgで、
2kgを超えると男性でも持ち運ぶにはかなり負担が大きくなるとされています。

Lenovoの一般的な性能のノートパソコンは1.76kgでギリギリ持ち運べる重さですが、
ゲーミングノートPCは2.6kgで簡単には持ち運べません。

仕事などで持ち運んで使うことを前提に考えているのであれば、
ゲーミングノートPCの重さは大きなデメリットです。

消費電力と音もデメリットに

ゲーミングノートPCを普段使いする場合には、「消費電力」と「音」もデメリットとなります。

同じ使い方でも一般的な性能のノートパソコンよりゲーミングノートPCの方が
電力を多く消費します。

ゲーミングノートPCを持ち運んで使う場合には、モバイルバッテリーや
予備のバッテリーが無いと途中で充電が切れて使えなくなる恐れがあるのです。

消費電力が多いとバッテリーを充電する回数も多くなりますから、
バッテリーの寿命が尽きるのもゲーミングノートPCの方が早くなってしまいます。

またゲーミングノートPCには冷却ファンが2つ付いており、
冷却ファンが1つのノートパソコンに比べるとファン稼働時の音が大きいです。

周りに迷惑をかけるほどではないものの、
ファンの音が大きいと周りの人も多少気にはなってしまいます。

消費電力の多さとファン稼働時の音の大きさも、ゲーミングノートPCを普段使いする場合のデメリットとなりえます。

こんな人はゲーミングPCの普段使いもおすすめ

ゲーミングPCの普段使いにはデメリットもあるので誰にでもおすすめはできません。

しかしオンラインゲームをプレイしていて、仕事や趣味などゲーム以外の作業でも
パソコンを使う人にはゲーミングPCの普段使いもおすすめです。

オンラインゲームをプレイするならゲーミングPCが適しており、
ゲーミングPCは性能が高いのでゲーム以外の作業でも全く問題なく使えます。

ゲーム用と作業用でパソコンを分けると費用が嵩みますし、
パソコンを置く場所も2台分必要となります。

ゲーミングPCを普段使いすれば1台で済むので、費用とスペースが節約できるので
オンラインゲームをプレイしている人にはゲーミングPCはおすすめです。

しかしオンラインゲームをプレイしない人にはゲーミングPCを普段使いするメリットは
あまり無いのでおすすめできません。

まとめ

ゲーミングPCを普段使いすることは可能で、
高性能なゲーミングPCを使うことで仕事や趣味などを効率的に作業できます。

ただゲーミングPCは価格が高めに設定されているので、普段使いだけが目的なら
ゲーミングPCより一般的な性能のパソコンの方が経済的です。

   
   

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