こんにちは、ノラです^^
自宅のインターネット回線として光回線を使ってる人が多いと思うけど、
光回線の終端装置と言えば「ONU」だわ。
光回線を使うのに欠かせない機器でありながら、操作する機会がほとんど無いので
あまり馴染みがないONUに種類があるって知ってた?
例えばフレッツ光などで使われてるのは「GE-PON-ONU」っていう種類だし、
NURO光で使われてるのは「G-PON-ONU」、ケーブルテレビだと「V-ONU」なの。
じゃあGE-PON-ONUはどういうもので、
普通のONUやG-PON-ONU・V-ONUとはどういう違いがあるのか気になるところよね。
そこでGE-PON-ONUとは何なのかについて、詳しく見ていきましょう。
GE-PON-ONUとは
GE-PON-ONUは、
ものすごくシンプルに言うと「高速通信に対応したONU」ってことになるのよ。
現在フレッツ光やフレッツ光の回線を使う光コラボでは、
最大通信速度1Gbpsのサービスが利用できるようになってるわ。
GEは「Gigabit Ethernet」の略で、
1Gbpsのイーサネットという有線通信規格に対応してるのがGE-PON-ONUなの。
だから現状フレッツ光や光コラボを開通した時に設置されるONUは、
基本的にこのGE-PON-ONUになるのね。
GE-PON-ONUの「PON」って何?
GEが1Gbpsの高速通信の意味で、ONUは光回線の終端装置のことだけど、
じゃあ間の「PON」は何なのかしら?
PONは「Passive Optical Network」の略で、
日本語だと「受動光ネットワーク」と表現されることもあるわね。
簡単に言うと、1本の光ファイバーを複数のユーザーで共有する技術のことなのよ。
マンションなどの集合住宅はともかく戸建てだと1本の光ファイバーを独占してると
思ってるかもしれないけど、実は大元のところで1本の光ファイバーを分岐させてるの。
だから戸建てでも近所数軒と1本の光ファイバーを共有してて、
それを実現してるのがPONという技術なのね。
1本の光ファイバーを1軒で使える方が通信品質は高くなるんだけど、
その分料金も高くなっちゃうわ。
それだと一般に光回線が普及しないから、1本の光ファイバーを複数のユーザーで
共有することで比較的安価な料金で光回線を利用できるようにしてるってわけなの。
現状私たちが月数千円という料金で光回線を使えてるのは、
このPONという技術のおかげなのね。
普通のONUとGE-PON-ONUの違いとは?
GEとPONの意味が分かれば、
必然的に普通のONUとGE-PON-ONUの違いが見えてくるわよね。
GE-PON-ONUは最大1Gbpsの高速通信に対応してて、なおかつ1本の
光ファイバーを複数のユーザーで共有できる技術が組み込まれたONUなの。
それに対して普通のONUは、高速通信にも対応してなきゃ、
1本の光ファイバーを複数のユーザーで共有することもできないのよ。
一般的に光回線が普及した時から普通のONUが使われることは無くて、
当初からGE-PON-ONUが使われてるのね。
GE-PON-ONUとNURO光のG-PON-ONUとの違いとは?
フレッツ光や光コラボで使われるGE-PON-ONUとNURO光で使われる
G-PON-ONUは、Gの後にEが付いてるかどうかの小さな違いしかないわけじゃないの。
GE-PON-ONUでは「イーサネットフレーム」という通信技術を使ってるんだけど、
G-PON-ONUでは「GTCフレーム」という独自の通信技術が使われてるのよ。
有線接続の規格であるイーサネットよりも、
独自技術であるGTCの方がより高速な通信に対応してるわ。
だからフレッツ光や光コラボの最大通信速度1Gbpsなのに対して、
NURO光は2倍の最大2Gbpsでサービスが提供できるのね。
「NURO光以外もG-PON-ONUを使えば良いじゃん」
より高速な通信に対応してて最大通信速度2Gbpsで光回線が使えるなら、
NURO光以外の光回線事業者もGE-PON-ONUじゃなくてG-PON-ONUを
使えば良いと思うわよね。
フレッツ光では、既に日本で広く普及してる有線接続規格であるイーサネットを
利用することで光回線のコストを下げてるの。
もしフレッツ光がNURO光と同じG-PON-ONUを使おうと思ったら、
一から通信システムを構築し直して、基地局の設備も一新しないといけないわ。
それを全国で行うわけだから、設備投資にかかる費用がとんでない金額になって、
結果的に通信速度がアップする代わりにフレッツ光の利用料金も跳ね上がっちゃう
のよね。
だから現状では、NURO光以外の光回線事業者は
G-PON-ONUを使いたくても使えないってわけなの。
「じゃあNURO光は何でG-PON-ONUが使えるの?」
結果的に利用料金が高くなるからフレッツ光などではG-PON-ONUが使えないのに、
NURO光ではフレッツ光などとそれほど変わらない料金でG-PON-ONUが
使えてるのは何で?ってなるわよね。
実はGTCフレームという独自技術を使うG-PONという規格は、
日本以外の海外では広く使われてるの。
NURO光はG-PONに対応した設備を海外から安価に取り入れることができたから、
高額な料金設定にしなくてもG-PON-ONUが使えるってわけなのよ。
またNTTのフレッツ光やKDDIのauひかりに比べて、
NURO光が光回線事業者として後発だったのもG-PONが導入できた要因の1つだわ。
NTTはそもそも日本でイーサネットが広く普及するのに大きな役割を果たしてるし、
既に広く普及してるイーサネットを使って高速通信サービスを提供するのは
当たり前の話よね。
KDDIも光回線事業者として新規参入するに当たって初期投資を抑えたいから、
NTTと同じイーサネットを使った高速通信サービスを提供することになるわ。
でもさらに後発のNURO光はNTTやKDDIと同じことをしてちゃ勝ち目が無いから、
日本では普及してないけど海外では広く普及してるG-PONを利用することにしたのよ。
ちなみにNURO光の開通工事費は、キャンペーンで実質無料になるものの、
40,000円と他の光回線に比べてかなり高額になってるわ。
(フレッツ光は戸建て15,000円、集合住宅15,000円)
これも他の光回線事業者とは違うG-PONという規格を使った高速通信サービスを
提供してることと関係してるんじゃないかしら。
実はNTTもG-PONを使ったサービスを提供しようとしてた?
NTTも最初からGE-PONに絞ってサービスを提供してたわけじゃなくて、
将来的にG-PONを使ったサービスの提供を考えてたと思うのよねぇ。
あまり利用者が増えなかったしサービスも終了しちゃってるから馴染みが薄いけど、
NTTにはフレッツ光とは別に「Bフレッツ」っていうサービスがあったの。
このBフレッツは当初のフレッツ光と同じ最大通信速度100Mbpsの
光回線サービスだったんだけど、実はG-PONの1つ前のB-PONという規格を
使ってたのよ。
だからフレッツ光のユーザーにはGE-PON-ONUが設置されてたんだけど、
BフレッツのユーザーにはB-PON-ONUが設置されてたわ。
当時はフレッツ光と最大通信速度が同じで違いもよく分からなかったこともあって、
Bフレッツは利用者が増えずにそのままサービスが終了しちゃったのね。
もしBフレッツの利用者が増えてたら、NTTはGE-PONのフレッツ光じゃなくて
B-PONのBフレッツを主力にしてたかもしれないのよ。
そうなってたら今頃は、NTTがG-PONを使った高速通信サービスを提供して、
日本でもGE-PONじゃなくてG-PONが一般的に使われた可能性があるのよねぇ。
今後は10G-EPON、XG-PONが主力に
現状ではフレッツ光やauひかりではGE-PON、
NURO光ではG-PONを使ったサービスが主力だけど、
今後は10G-EPON、XG-PONを使ったサービスが主力になってくるわ。
このところスマホなどで使われるモバイル回線が「5G」になると
大きな話題になってるけど、光回線では一足早く最大10Gbpsの
超高速通信サービスが開始されてるのよ。
フレッツ光ではまだだけど、auひかりやNURO光、あと地域限定の電力系光回線
(コミュファ光、eo光など)でも最大10Gbpsのサービスが利用できるわ。
(まだ利用できない地域もある)
auひかりや電力系光回線の最大10Gbpsのサービスで使われてるのが10G-EPONで、
NURO光の最大10Gbpsのサービスで使われてるのがXG-PONなの。
10G-EPONはGE-PONの、XG-PONはG-PONを進化させた規格で
それぞれ最大10Gbpsの通信速度に対応してるのよ。
そう遠くない未来には最大100Gbpsに対応した規格も登場するってことだけど、
今度はインターネットでどんなことができるのか楽しみな反面不安でもあるわね。
そもそもONUって何をする機器?
GE-PON-ONUやGE-PONとG-PONの違いなどについて説明したけど、
そもそもONUが何のための機器なのか分かってない人も少なくないと思うわ。
ONUは「Optical Network Unit」の略で、
デジタル信号と光信号を相互に変換するっていうのが大きな機能の1つなの。
光回線で使われる回線は光ファイバーで、
その光ファイバーではデータのやり取りに光信号を使ってるのよ。
でも光回線に接続するパソコンやスマホなどの機器では、デジタル信号を使ってるわ。
だからパソコンやスマホなどの機器をそのまま光ファイバーに繋いでも、
データのやり取りに使う信号が違うから通信できないのよねぇ。
そこでONUが間に入ってデジタル信号と光信号を相互に変換して、
デジタル信号を使うパソコンやスマホなどを光信号を使う光ファイバーに繋いでも
通信できるようにしてるってわけ。
簡単に言うと、違う言語を話す人同士で会話を成立させるための通訳のような役割を
果たしてるのがONUなのね。
GE-PON-ONUとG-PON-ONUは対応する規格や通信速度は違うけど、
デジタル信号と光信号を相互に変換するっていう点では同じ役割を果たしてるわ。
ONUとモデムの違い
一部ではONUのことを「光モデム」と表現してたりするから、
光回線のONUとモデムは同じものと考えてる人も少なくないのね。
確かにONUとモデムは同じような機能を持ってるんだけど、全く別物だわ。
ONUがデジタル信号と光信号を相互に変換する機器なのに対して、
モデムはデジタル信号とアナログ信号を相互に変換する機器なのよ。
光回線の一世代前のインターネット回線であるADSLは、
固定電話回線であるアナログ回線を使って通信してたの。
そのためADSLでは、デジタル信号を使うパソコンなどとアナログ信号を使う
アナログ回線を繋ぐのにモデムを使ってたのよね。
だからモデムはADSLの終端装置であり、
光回線の終端装置であるONUとは全くの別物ってわけ。
ただ、ONUを光モデムと表現することもあるのは事実だし、ADSLからインターネットを
使い続けてる人にとってはONUよりもモデムの方が馴染みがあったりするわ。
なので光回線のモデムと言ったところで話が通じないことはないし、モデム=ADSL
というイメージも無くなりつつあるし、ONUをモデムと表現しても別に構わないのよ。
実は光回線でもモデムを使うことがある
光回線の終端装置はONUなんだけど、
実は光回線でも終端装置としてモデムが使われることがあるのよ。
通常はフレッツ光や光コラボ、auひかりなどを利用する場合には
GE-PON-ONU、NURO光を利用する場合はG-PON-ONUが設置されるわ。
ところがフレッツ光や光コラボをマンションなど集合住宅で利用する場合には、
GE-PON-ONUじゃなくてVDSLモデムが設置されることがあるの。
これは集合住宅が採用してる配線方式によるもので、光配線方式だと
GE-PON-ONUが設置されるんだけど、VDSL方式だとVDSLモデムが設置されるのよ。
光配線方式では、最寄りの電信柱から引き込んだ光ファイバーを共用部で分岐させて、
そのまま光ファイバーで各部屋に分配してるから終端装置はGE-PON-ONUになるわ。
対してVDSL方式では、共用部で光ファイバーを分岐させたら、
各部屋へは既存の固定電話回線を使って分配するのよねぇ。
基地局から光ファイバーを通って送られてきたデータは、
集合住宅の共用部でアナログ回線に乗り換えて各部屋に届くことになるの。
光ファイバーを通ってきた光信号のデータを共用部で一度デジタル信号に変換して、
さらにそのデジタル信号をアナログ信号に変換してアナログ回線を通して各部屋に
送られるわ。
そして各部屋でVDSLモデムによってアナログ信号からデジタル信号に
再度変換されてパソコンやスマホにデータが表示されるって仕組みなのね。
だからVDSL方式を採用してる集合住宅の共用部には、
デジタル信号と光信号を変換する集合型ONUとデジタル信号とアナログ信号を
変換するVDSL集合装置が設置されてるのよ。
ケーブルテレビで使われるV-ONU・D-ONUとは?
テレビの有料放送が見られる上にインターネットも使えるってことで、
J:COMなどケーブルテレビのインターネットを利用してるケースもあるはずよ。
ケーブルテレビのインターネットでは、GE-PON-ONUでもG-PON-ONUでも
VDSLモデムでもなくて、「V-ONU」や「D-ONU」という終端装置が使われてるの。
V-ONUは光信号をテレビ用に変換する機器で、
D-ONUはテレビ用に変換された光信号をデジタル信号に変換する機器なんだって。
光信号で送られてきたデータをV-ONUでテレビ用に変換することで、
テレビで有料放送などが見られるってわけ。
さらにV-ONUでテレビ用に変換された光信号をD-ONUでデジタル信号に
変換することで、パソコンやスマホなどでインターネットが使えるのね。
だからケーブルテレビのインターネットを利用する場合には、
V-ONU・D-ONUという2台のONUが設置されるわ。
ただV-ONUは屋外に設置されることもあるみたいだから、
室内に設置されるONUはD-ONUだけってこともあるのよ。
GE-PON-ONUがあればWi-Fiも使える?
GE-PON-ONUでWi-Fiが使えるかどうかは、これから光回線を使おうと思ってる人や
光回線を使い始めたばかりの人にとっては当然浮かぶ疑問よね。
この質問に厳密に答えようとすると難しいんだけど、フレッツ光や光コラボだと
GE-PON-ONUだけじゃWi-Fiは使えないと思っておいた方が良いわ。
GE-PON-ONUは高性能ではあるんだけど多機能じゃないから、
Wi-Fiルーターとしての機能は付いてないのよ。
だからフレッツ光や光コラボでWi-Fiを使うには、別途Wi-Fiルーターを用意して、
GE-PON-ONUにWi-Fiルーターを接続しなきゃいけないわね。
ホームゲートウェイならWi-Fiが使える
フレッツ光や光コラボでも光回線の終端装置としてONUじゃなくて
ホームゲートウェイ(HGW)が設置されてる場合はWi-Fiルーターが無くても
Wi-Fiが使えるわ。
HGWは多機能で、ONUとしての機能に加えて、
・光電話を受信する機能
・Wi-Fiルーターとしての機能
も備えてるのよ。
だからフレッツ光や光コラボの終端装置がHGWだったら、
Wi-Fiルーターが無くてもWi-Fiが使えるってわけなの。
じゃあどうすればフレッツ光や光コラボで終端装置がHGWになるかと言うと、
オプションとして光電話か無線LANサービスを利用することね。
開通時に光電話か無線LANさービスも申し込んでおくと、
開通工事の時点でONUじゃなくてHGWが設置されるわ。
すでにフレッツ光や光コラボを利用してて後から光電話か無線LANサービスを
申し込むと、ONUをHGWに交換してもらえるのよ。
ただしHGWのWi-Fiルーターのとしての機能を使うには、
光電話のみの利用じゃダメで、無線LANサービスの利用が必須になるわね。
(無線LANサービスのみの利用でもOK)
フレッツ光や光コラボのHGWでWi-Fiを使うには無線LANカードが必要で、
無線LANサービスに申し込まないと無線LANカードが貰えないの。
ちなみにフレッツ光や光コラボで使われるHGWはGE-PON-ONUの1種類だから、
厳密に言うとGE-PON-ONUでもWi-Fiが使えることになるんだけどね・・・。
NURO光のG-PON-ONUはWi-Fiが使える
フレッツ光や光コラボのGE-PON-ONUではWi-Fiは使えないけど、
NURO光のG-PON-ONUならWi-Fiルーターが無くてもWi-Fiが使えるわ。
NURO光のG-PON-ONUにはいくつか種類があるんだけど、
いずれもWi-Fiルーターとしての機能が備わったHGWなのよ。
だからNURO光では光電話や無線LANサービスを利用しなくても、
終端装置としてHGWが設置されるってわけ。
ただし、もちろん無線LANサービスに加入してないとG-PON-ONUの
Wi-Fiルーターとしての機能が使えないのはフレッツ光や光コラボと同じよ。
フレッツ光や光コラボのHGWもそうだけど、無線LANサービスに加入せずに
Wi-Fiルーターを使ってNURO光でWi-Fiを利用することももちろんできるわ。
GE-PON-ONUが故障したら買い替え?それとも交換?
GE-PON-ONUも機械だから使ってれば故障することもあるんだけど、
GE-PON-ONUが故障したら契約してる光回線事業者に交換してもらうことができるの。
GE-PON-ONUの寿命は7~10年って言われてるけど多少当たり外れがあって、
当たりだと10年以上使っても不具合1つ無いけど、外れだと使い始めて数年で
故障しちゃったりするのよねぇ。
ちなみに私の家で使ってるGE-PON-ONUは当たりだったみたいで、
特に何のメンテナンスもしてないけど10年以上何事も無く使えてるわ。
ADSLの時はモデムの買い取りができたんだけど、光回線では基本的にONUの
買い取りはできず、光回線事業者からのレンタルとなってるの。
だからGE-PON-ONUに故障や重大な不具合が発生してインターネットが使えない、
あるいは通信品質が著しく落ちたといった場合には光回線事業者に交換して
もらうことができるのよ。
また現在利用してる光回線を解約した場合には、レンタルしてるGE-PON-ONUは
当然光回線事業者に返さないとダメだからね。
(転用・事業者変更のケースは除く)
GE-PON-ONUの交換は基本的に無償だが・・・
GE-PON-ONUにインターネット利用に支障が出る故障や不具合が発生した場合の
交換は、基本的には無償となってるわ。
スマホとかタブレットのように手に持って操作するものじゃなくて、ユーザーの過失に
よってGE-PON-ONUに故障や不具合が発生する可能性が低いからなの。
ただユーザーの過失によってGE-PON-ONUに故障や不具合が発生した場合には、
新しいGE-PON-ONUと交換するのに費用が発生するのよねぇ。
契約してる光回線事業者によって多少違うと思うけど、
GE-PON-ONUの交換にかかる費用は大体10,000円前後よ。
交換したGE-PON-ONUは光回線事業者が故障や不具合の原因を調査するから、
ユーザーの過失かどうかはその時に分かっちゃうわ。
GE-PON-ONUが故障した原因に心当たりがあるのにとぼけて無償で交換してもらい、
後の調査で原因が分かって交換費用を請求されるなんてカッコ悪いことはやめてね。
フリマサイトなどでGE-PON-ONUを調達して交換するのはアリ?
フリマサイトやオークションサイトでGE-PON-ONUが販売されてるけど、
こうしたサイトでGE-PON-ONUを調達するのは正直オススメできないわ。
1つには、フリマサイトなどで販売されてるGE-PON-ONUに故障や不具合が無い
確証が無いから。
出品者によっては商品説明に「動作確認済み」とか「動作未確認」などと記載してるから、
それを参考に購入すれば故障してるGE-PON-ONUを買っちゃうリスクは低くなるわ。
でもフリマサイトやオークションサイトの出品者の中には正直じゃない人も居るから、
必ずしも商品説明が正しいとは限らないの。
だから「動作確認済み」となってるGE-PON-ONUでも、実際に手元に届いたら
故障してて使い物にならないなんてことも十分に考えられるわけ。
オススメできないもう1つの理由は、
出品者がGE-PON-ONUをどうやって調達したか分からないからよ。
先にも書いたけどGE-PON-ONUは光回線事業者からレンタルしてるもので、
故障や不具合での交換や解約の際には光回線事業者にGE-PON-ONUを
返さないといけないの。
(返さなくても罰則は特に無い)
と言うことは、もちろん確証は無いけど、中には返さなきゃいけないGE-PON-ONUを
返さずにフリマサイトなどに出品してるってことが考えられるのよね。
光回線事業者に申し込めば、費用がかかるとしても新品のGE-PON-ONUと交換して
もらえるわけだから、リスクを取ってまでフリマサイトなどで調達する必要は無いわよ。
まとめ
GE-PON-ONUは、
最大通信速度1Gbpsの高速通信に対応した光回線の終端装置のことなのね。
フレッツ光や光コラボ、auひかり、電力系光回線では、光回線を開通した際には
基本的にGE-PON-ONUが設置されるわ。(NURO光のみG-PON-ONU)
光電話や無線LANサービスを利用すると設置されるHGWもGE-PON-ONUの
1種類だから、馴染みが無さそうで光回線ユーザーには馴染みがあるのよ。
今後より高速な通信サービスが登場すると
GE-PON-ONUとは別のONUが使われるようになる可能性があるけど、
現状ではGE-PON-ONUが一般的なONUなのね。