こんにちは、ノラです^^
先日ひとり暮らしを始めた後輩に「家でWi-Fiを使いたいんですけど、
どうしたら良いですか?」って相談されたわ。
まず光回線を開通させて、その光回線をWi-Fiルーターを使って無線化するのが
一般的な方法だけど、その後輩は「ネット環境がない家でWi-Fiを使いたい」って
言うのよ。
要するに「光回線を開通させるのは面倒だから、光回線を開通させずに
家でWi-Fiを使う方法を知りたい」ということで私に相談してきたのね。
一昔前なら「そんな無茶な」で終わる話だけど、
現在だとネット環境がない家でWi-Fiを使うことができるわ。
そこで私の後輩と同じような悩みを持ってる人に向けて、
ネット環境がない家でWi-Fiを使う方法について詳しく紹介していきましょう。
ネット環境がない家でWi-Fiを使う方法
光回線やケーブルテレビといったネット回線が開通してない家でWi-Fiを使うには
・ポケットWi-Fi
・置くだけWi-Fi
・スマホのテザリング
という3つの方法があるわ。
3つの中で一番ポピュラーな方法が「ポケットWi-Fi」の利用で、
これだと家の中はもちろん外出先でもWi-Fiを使うことができるのよ。
「置くだけWi-Fi」はポケットWi-Fiと同じ回線を使うんだけど、据え置き型の端末で
ポケットWi-Fiのように外出先に持って行くことはできないのよね。
でもポケットWi-Fiに比べると電波の受信感度が良いし、
LANケーブルを使った有線接続も可能だったりするわ。
3つの中で一番手っ取り早い方法が「スマホのテザリング」を利用する方法で、
これならお金も手間をかけずにネット環境がない家でWi-Fiが使えるの。
この数年で大きく進化したポケットWi-Fi
ネット環境がない家でWi-Fiを使うのに一番ポピュラーな方法が、
「ポケットWi-Fi」を利用することなの。
でもポケットWi-Fiって
・通信速度が遅い
・対応エリアが狭くて繋がりにくい
・通信量に制限
という家で使うWi-Fiとしては相応しくない条件が揃ってると思ってる人も多いはずよ。
確かに数年前までのポケットWi-Fiは、光回線よりもはるかに通信速度が遅く、
スマホよりもはるかに対応エリアが狭くて繋がりにくかったわ。
またスマホと同様に月間通信量に制限があるから、
家で使うWi-FiとしてはポケットWi-Fiは完全に力不足だったのよねぇ。
ところがポケットWi-Fiはこの数年で大幅な進化を遂げて、
今では家で使うWi-Fiとして十分な力を備えているのよ。
ポケットWi-Fiの最大通信速度は光回線並
ポケットWi-Fiの通信速度が遅いという認識は古くて、
今じゃポケットWi-Fiの最大通信速度は光回線並になってるの。
NTTのフレッツ光やドコモ光など光コラボの最大通信速度は1Gbpsだけど、
ポケットWi-Fiの最大通信速度も1Gbps超なのよ。
ポケットWi-Fiサービスとして利用者の多い「WiMAX」のW06という機種は、
最大通信速度が何と1.2Gbps!
最大通信速度だけならポケットWi-Fiはスマホをはるかに凌ぎ、
光回線に迫る勢いなのよね。
「通信速度が遅いからポケットWi-Fiを家のWi-Fiとして使わない」というのは、
もはや時代遅れの発想かもしれないわ。
実行速度は光回線に遠く及ばないが・・・
ただポケットWi-Fiが光回線に引けを取らないのは最大通信速度であって、
実行速度ではさすがに光回線に遠く及ばないのよ。
最大通信速度は「全ての条件が揃った時に出る通信速度」いわゆるカタログスペックで、
実行速度は実際にネットを使う時に出る通信速度のことなの。
ネットを使う時間帯や利用環境によって大きく変わるけど、
光回線の実行速度はWi-Fi接続でも400Mbps500Mbpsぐらい出ることもあるわ。
ところがポケットWi-Fiの実行速度は条件が良くてもせいぜい100Mbpsを超える程度で、
通常は20~50Mbpsといったところで光回線には遠く及ばないのよねぇ。
そうなると「やっぱりポケットWi-Fiは通信速度が遅いから家のWi-Fiには
使えないじゃん」と思うかもしれないけど、それはちょっと違うわよ。
確かにポケットWi-Fiの実行速度は光回線に比べると遅いけど、
ネットを使うには十分なの。
フルHD画質の動画をストレスなく視聴するのに必要な通信速度が20~30Mbpsで、
現状ではネットでこれより速い通信速度を必要とすることはほとんどないわ。
よりデータ容量の大きい通信サービスが登場するとポケットWi-Fiは力不足に
なるかもしれないけど、現状だと普通にネットを使うにはポケットWi-Fiぐらいの
実行速度でも十分ってわけ。
人が住んでいる地域ならポケットWi-Fiは繋がる可能性大
ポケットWi-Fiの対応エリアは現状でもスマホに少し及ばないんだけど、
それでも人が住んでる地域だったらほぼポケットWi-Fiは繋がるようになってるわ。
数年前まではポケットWi-Fiの対応エリアは人口の多い都市部のみで、
人口の少ないいわゆる田舎ではほとんど繋がらなかったの。
だからポケットWi-Fiを家のWi-Fiとして使える人は限られてたんだけど、現状では
いわゆる田舎と言われる地域でもスマホと同じようにポケットWi-Fiが繋がるのよね。
家のWi-Fiとして使うのにはあまりオススメできないけど、最近はスマホと同じ
LTE回線を使ったポケットWi-Fiもあって、それならスマホと全く同じエリアで使えるわ。
山間部や離島はポケットWi-Fiが繋がりにくい
以前に比べて対応エリアが格段に広くなったポケットWi-Fiだけど、
山間部と離島に関してはまだまだ繋がりにくいわ。
地域によっては繋がりにくいどころか対応エリアに入ってなくて、
現状でもポケットWi-Fiが使えない場合もあるのよ。
人がある程度住んでる山間部なら少し繋がりにくいぐらいだけど、
離島になるとそれなりに人が住んでても全く繋がらなかったりするのよねぇ。
またポケットWi-Fiは電波を使って通信するだけに、周辺に高い建物があるなど
利用環境によっては対応エリア内でも繋がりにくいことがあるわ。
だからネット環境がない家でWi-Fiを使うのにポケットWi-Fiを利用する場合には、
必ず事前にエリア確認をしておきましょう。
できればポケットWi-Fiをレンタルして、家のWi-FiとしてポケットWi-Fiが使えるかを
試してから契約するようにした方が良いかもしれないわね。
ポケットWi-Fiに通信制限はあるが気にしなくても良い?
ポケットWi-Fiをネット環境がない家のWi-Fiとして使う際にネックになるのが
「通信制限」だけど、実はポケットWi-Fiの通信制限はあまり気にする必要が無いのよ。
ポケットWi-Fiでは月間や1日・3日といった短期間の通信量に上限が設けられてて、
その期間中に利用通信量が上限に達すると通信速度が大幅に制限されちゃうわ。
外出先でも使うことが多いスマホに通信制限が設けられてても我慢できるけど、
家のWi-Fiに通信制限があるとちょっと使いにくわよね。
でもポケットWi-Fiの中には、
通信制限を受けてる状態でも動画が見られるぐらいの通信速度が出るものもあるの。
例えばWiMAXとかワイモバイルでは、3日間の合計通信量が10GBを超えると
通信制限を受けるんだけど、通信制限下でも通信速度は1Mbpsぐらい出るように
なってるわ。
通信速度が1Mbpsぐらい出てれば、フルHDやHD画質の動画は難しいけど、
標準画質の動画なら見られるの。
ネットサーフィンでも特に問題は無いし、
SNSやLINEも1Mbps程度の通信速度が出てれば普通に使えるのね。
さらに通信速度が制限される時間も18時から翌1~2時までの7~8時間ほどで、
朝から夕方にかけては通信制限を受けてても通信速度は制限されないわ。
ネットの使い方にもよるんだけど、
ポケットWi-Fiに通信制限があると言ってもそんなに気にするほどのものじゃないのよ。
完全無制限のポケットWi-Fiはほとんど無い
以前、スマホのLTE回線を使った月間の通信量にも1日や3日など短期間の
通信量にも制限が無い完全無制限のポケットWi-Fiサービスが次々と登場したことが
あったわ。
ただ現状では完全無制限だったポケットWi-Fiサービスはサービス停止やプラン変更を
余儀なくされて、そのほとんどが完全無制限じゃなくなっちゃったのよ。
実際に、有名な俳優さんを使ってテレビなどでも大々的に宣伝してた完全無制限の
ポケットWi-Fiは通信障害が続発して、ポケットWi-Fi単体では契約できなくなってるわ。
(置くだけWi-Fiとセットで契約可能)
その他の完全無制限を売りにしてたポケットWi-Fiも多くが、同じように通信障害が
多発するなどして制限付きプランのみの提供に切り替わってるのよね。
WiMAXやワイモバイルは月間通信量は無制限だけど3日間の通信量が10GBに
制限されてるし、完全無制限で使えるポケットWi-Fiは現状ではほとんど無いの。
探せば完全無制限のポケットWi-Fiがまだあるかもしれないけど、
・通信速度が遅い
・繋がりにくい
といったことで使いにくい可能性が高く、
ネット環境がない家のWi-Fiとして使うのにはあまりおすすめできないのよねぇ。
ポケットWi-Fiの料金は光回線と比べても特段安いわけじゃない
家のWi-FiとしてポケットWi-Fiを使うメリットとして、
「光回線よりも料金が安い」ことが挙げられることがあるわ。
確かに戸建てで利用する場合は光回線よりポケットWi-Fiの方が料金が安いけど、
マンションなど集合住宅だとそうとも言い切れないことがあるのよ。
例えばWiMAXの月間通信量無制限プランの標準的な月額料金は3,880円で、
光コラボのソフトバンク光を集合住宅で利用する場合の月額料金は3,800円なの。
同じく光コラボのぷらら光だと集合住宅用プランは月額3,600円だから、
集合住宅だとポケットWi-Fiの方が光回線より料金が高くなっちゃうこともあるのよねぇ。
光回線の開通にかかる工事費や無線化するのに必要なWi-Fiルーターの調達に
かかる費用がポケットWi-Fiでは不要だから、その分ではポケットWi-Fiの方がお得よ。
でも単純に月額料金だけで比較した場合は、
必ずしもポケットWi-Fiの方が安くなるとは限らないから気を付けてね。
ネット環境がない家のWi-FiとしてポケットWi-Fiを使うならWiMAXがおすすめ
ポケットWiFiサービスは数多くあるけど、
ネット環境がない家のWi-Fiとして使うんだったら「WiMAX」がおすすめよ。
WiMAXだと最大通信速度1Gbps超の端末が使えるし、都市部なら実行速度が
100Mbpsを超えることもあるから通信速度が遅くて困ることが少ないわ。
離島だと繋がらない可能性が高くて山間部も繋がりにくかったりするんだけど、
それ以外の地域ならWiMAXはほぼ繋がるのよね。
また料金に関しても3,880円は標準的な金額で、WiMAXには約20社のプロバイダが
あって中には3,880円よりも安い料金でサービスを提供してるところもあるわ。
例えば「GMOとくとくBB」だと月額3,344円、「BroadWiMAX」は月額3,411円、
「So-net」は月額3,380円と3,000円台前半で月間通信量無制限プランが
利用できるのよ。
(ただしいずれも利用開始1~2年後に料金がアップするから注意)
さらにWiMAXのポケットWi-Fiは「auスマートバリューmine」の対象で、
auスマホとセットで使うことで最大月1,000円の割引も受けられるの。
それからWiMAXのポケットWi-Fiと格安SIMのUQモバイルをセットで使うと
「ギガMAX月割」が適用されて月500円割引となるわ。
だから通信品質的にも料金的にも、
ネット環境がない家のWi-Fiとして使うんだったらWiMAXがおすすめってわけなの。
ワイモバイルは対応エリアと料金に問題あり
月間通信量無制限のポケットWi-FiとしてWiMAXと双璧を成してるのが
「ワイモバイル」なんだけど、ワイモバイルは対応エリアと料金に少し問題があるのよ。
ワイモバイルと言えばソフトバンクの格安SIMだから、ポケットWi-Fiでもソフトバンクの
LTE回線が使えるから対応エリアはWiMAXより広い・・・と思ったら間違いだわ。
ワイモバイルのポケットWi-FiでソフトバンクのLTE回線が使えるのは
5GBや7GBといった月間通信量に制限のあるプランのみ。
月間通信量無制限プランでは、
ソフトバンクのLTE回線じゃなくてもAXGPという別の回線を使うのよね。
このAXGPはまだまだ発展途上で、関東は比較的広いエリアで利用できるものの、
関東以外では都市部と幹線道路沿いぐらいでしか繋がらないのが現状なの。
また料金についても、ワイモバイルにはWiMAXのようなプロバイダが無くて、
月間通信量無制限プランは月額4,380円でしか利用できないわ。
ワイモバイルはWiMAXに比べて料金が高くて対応エリアが狭いから、
WiMAXよりはネット環境がない家のWi-Fiとしては使い勝手が良くないのね。
置くだけWi-Fiはコンセントに挿すだけでWi-Fiが使える
「置くだけWi-Fi」はコンセントに挿すだけでWi-Fiが使える機器で、
これもネット環境がない家のWi-Fiとして使うことができるわ。
端末の設定は回線事業者やプロバイダがしてくれるから、
ユーザーは端末の電源コードをコンセントに挿すだけで良いのよ。
置くだけWi-Fiの代表的なものは「SoftbankAir」で、
WiMAXでも据え置き型の端末を使えば置くだけWi-Fiになるわ。
LTE回線を使ったポケットWi-Fiサービスの中にも据え置き型の端末を取り扱ってる
ところがあるから、LTE回線の置くだけWi-Fiを選ぶこともできるのね。
通信速度はポケットWi-Fiと変わらないが、電波の受信感度は置くだけWi-Fiが上
置くだけWi-FiではポケットWi-Fiと同じ回線を使うから、
通信速度に関してはポケットWi-Fiと大きな差は無いのよ。
例えばWiMAXの据え置き型の端末であるL02だと、
最大通信速度は1Gbpsで実行速度は50Mbps前後といったところね。
ただポケットWi-Fiが持ち運ぶことを前提にして端末が小型でバッテリーを
搭載してるのに対して、置くだけWi-Fiは持ち運ばないから端末はポケットWi-Fiよりも
大きくバッテリーも搭載してないの。
端末が大きい上にバッテリーも搭載してないから、
置くだけWi-FiにはポケットWi-Fiよりも大きなアンテナが内蔵されてるのよね。
だから電波の受信感度はポケットWi-Fiより置くだけWi-Fiの方が良いから、
通信の安定性って部分でも少し置くだけWi-Fiの方が上だったりするわ。
置くだけWi-Fiは有線接続可能でオンラインゲーム向き
普通にネットを使うだけならポケットWi-Fiでも置くだけWi-Fiでも大差は無いけど、
オンラインゲームをプレイするなら置くだけWi-Fiが断然おすすめよ。
置くだけWi-Fiは元々光回線などの代わりに使うことを想定してるから、
端末にLANポートが付いてて有線接続ができるようになってるの。
ポケットWi-Fiも有線接続はできなくはないんだけどクレードルという周辺機器が
必要だし、機種によっては有線接続自体ができないこともあるのよねぇ。
置くだけWi-FiやポケットWi-Fiは電波で通信するだけに、基地局と有線で
繋がってる光回線に比べると通信に多少のタイムラグが生じやすいわ。
ネット回線のタイムラグの有無を表す「Ping値」というものがあって、光回線のPing値が
15ms前後なのに対してポケットWi-Fiや置くだけWi-FiのPing値は60~80msなの。
(Ping値の数値が小さいほど回線のタイムラグが少ない)
オンラインゲームをプレイするにはこのPing値が重要で、
Ping値の数値が大きい回線だとラグが発生して快適にプレイできないのよ。
そもそもポケットWi-Fiや置くだけWi-Fiの回線はオンラインゲームに
向いてないんだけど、有線接続することでPing値の数値を下げることができるわ。
ポケットWi-Fiや置くだけWi-Fiを有線接続にするとPing値が2割ぐらい下がるから、
光回線並とはいかないまでも、多少快適にオンラインゲームがプレイできるように
なるのね。
ポケットWi-Fiに比べて簡単に有線接続できる置くだけWi-Fiの方が、
オンラインゲームには向いてるってわけなの。
(オンラインゲームには光回線の方がベターだけど・・・)
置くだけWi-FiもWiMAXがおすすめ
置くだけWi-Fiをネット環境がない家のWi-Fiとして使うんだったら、
ポケットWi-Fiと同様にWiMAXがおすすめね。
SoftbankAirは対応エリア、LTE回線を使った置くだけWi-Fiは通信速度と通信量に
少し問題があるのよ。
SoftbankAirには「モバコレAir」という格安SIMのようなものがあるから、
最初の2年間限定だけど、月額3,344円で利用できるわ。
またSoftbankAirは完全通信量無制限で、
月間通信量はもちろん1日や3日間の通信量にも制限が設けられてないの。
ここまでだとWiMAXより若干有利なんだけど、問題は回線がAXGPだから
対応エリアが都市部と幹線道路沿いに限られちゃうことなのよ。
(関東のみ広いエリアで使える)
LTE回線を使った置くだけWi-Fiの問題は通信速度で、
端末の最大通信速度が150Mbpsだから必然的に実行速度も遅くなるわ。
実測値は速くて20~30Mbps前後、事業者によっては10Mbpsを切ることも
あるぐらいでSoftbankAirやWiMAXと比べても遅めなのよね。
さらに通信量無制限で使えるサービスがほとんど無いから、
ネット環境がない家のWi-Fiとしては力不足と言わざるをえないのよ。
対応エリア・通信品質・料金のバランスを考えると、
WiMAXで据え置き型の端末を使うのが置くだけWi-Fiのベターな選択となるわけ。
置くだけWi-Fiにもスマホとのセット割は適用される
ポケットWi-Fiと同じように置くだけWi-Fiでも特定のスマホと一緒に使うことで、
セット割が適用されることがあるのよ。
例えばSoftbankAirとソフトバンクスマホを一緒に使うと「おうち割 光セット」が
適用されて、スマホ1台ごとに最大月1,000円の割引が受けられるわ。
(4人家族でソフトバンクスマホ4台利用なら月4,000円割引)
WiMAXの据え置き型の端末でもポケットWi-Fiと同じで
・auスマートバリューmine(auスマホとのセット割)
・ギガMAX月割(UQモバイルとのセット割)
が適用されるのよね。
テザリングでパソコンなどをスマホの回線に繋ぐ
ネット環境がない家でWi-Fiを使うもっとも簡単なのが「スマホのテザリング」を
利用する方法よ。
ポケットWi-Fiや置くだけWi-Fiは開通工事こそ不要だけど、
利用するには当然申し込みをしないといけないわ。
でもテザリングはスマホに搭載されてる機能だから、
特に申し込みをしなくても無料で利用できちゃうのよね。
(申し込みや料金が必要なケースもある)
また大手携帯キャリアだけじゃてなくて格安SIMでもテザリングは申し込みも料金も
不要で使えるから、スマホさえテザリングに対応してれば誰でもすぐに使えるわよ。
テザリングはスマホをポケットWi-Fiのように使う機能のことで、
テザリング機能をONにしたスマホとWi-FiやBluetoothで繋げばパソコンなどの機器を
スマホの回線に接続できるの。
要するに、パソコンやゲーム機などをスマホの回線に繋いでネットを使えるように
するのがテザリングってことね。
テザリングの使い方
テザリングという機能があるのは知ってるけど使い方は知らないってことも
あるだろうから、テザリングの使い方を簡単に説明しておくわね。
iPhoneは「設定」→「インターネット共有」に進んで「ほかの人の接続を許可」を
ONにすると、「”Wi-Fi”のパスワード」にパスワードが表示されるわ。
Androidスマホでは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「テザリング」に進んで
「Wi-Fiテザリング」を選んでタブをONにすると「ネットワーク名」と「パスワード」が
表示されるわよ。
あとはパソコンなどの機器でWi-Fi接続をONにして、
スマホのネットワーク名を選択してパスワードを入力すればテザリングへの接続完了。
ネット環境がない家のWi-Fiとしてテザリングを使うならプラン変更は必須
ネット環境がない家のWi-Fiとしてスマホのテザリングを使うんだったら、
スマホのプラン変更は必須よ。
テザリングの通信量は当然スマホの通信量としてカウントされるから、
データ容量の小さいプランだとすぐに通信量を使い切っちゃうわ。
そこで利用してるスマホキャリアで一番データ容量の大きなプランに変更しておいて、
できるだけ通信制限を受けないようにしておかないといけないのね。
ただ、同じネットの使い方でもスマホよりパソコンの方が通信量を消費するし、
大手携帯キャリアには通信量無制限プランが無いわ。
だから一番データ容量の大きいプランに変更しても、
テザリングを使うとスマホが通信制限を受けないようにするのは難しくなるのよねぇ。
以前だと一番データ容量の小さいプランから一番データ容量の大きいプランに
変更すると、料金の差額がポケットWi-Fiの料金より高くなっちゃうことがあったわ。
(要するにポケットWi-Fiを使った方がお得)
でも現在はスマホ料金が下がってきてるから、データ容量の小さいプランから
大きいプランに変更しても月1,000円ほど支払いが増えるだけでポケットWi-Fiを
使うよりは安く済むのよね。
テザリングだとスマホをWi-Fiに接続できない
使い方も簡単で料金プランを変更しても負担がそれほど大きくないテザリングだけど、
最大のデメリットはスマホをWi-Fiに接続できないってことね。
当然だけどテザリングではスマホの回線を使うわけだから、
スマホをネットに繋ぐ場合にはWi-Fiじゃなくてモバイルネットワークを使うことになるわ。
自宅でWi-Fiを使いたい大きな理由の1つが「スマホの通信量を減らしたい」って
ことだけど、テザリングだと逆にスマホの通信量が増えちゃうのよ。
また、データ容量の大きいプランに変更してもテザリングを使うことで、
スマホが通信制限を受ける可能性も高くなるし、正直なところネット環境がない家の
Wi-Fiとしてはスマホのテザリングは向いてるとは言えないわね。
まとめ
ネット環境がない家でWi-Fiを使うには
・ポケットWi-Fi
・置くだけWi-Fi
・スマホのテザリング
の3つの方法があるけど、オススメはポケットWi-Fiか置くだけWi-Fiね。
スマホのテザリングは他にネット接続手段が無い場合には使えるけど、
メインのWi-Fiとして使うには力不足と言わざるをえないわ。
家でメインで使うWi-Fiとしては、
やっぱりポケットWi-Fiか置くだけWi-Fiを使う方が良いわよ。
ポケットWi-Fiと置くだけWi-Fiでは、通信品質や料金に大きな差は無いのよ。
だから外出先でもWi-Fiを使いたいならポケットWi-Fi、
家でしかWi-Fiを使わないんだったら置くだけWi-Fiといった選び方をしましょう。