インターネット回線知識

光回線の工事済み物件かどうかの確認方法

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こんにちは、ノラです^^

光回線を一から開通させようとすると、
申し込んでから実際に光回線が使えるようになるまで1か月ぐらいかかるわ。

引っ越し後1か月も光回線が使えないのはさすがに不便だから、
引っ越すんだったら光回線の開通工事済み物件を選びたいところよね。

じゃあ、光回線の開通工事済み物件かどうかを引っ越す前に確認するには
どうすれば良いのかしら?

そこで引っ越す前に光回線の開通工事済み物件かどうかを確認する方法などについて
詳しく説明していくわね。

     
   

光回線の開通工事が済んでいるかどうかを確認する方法

引っ越し先の物件探しの段階で、
光回線の開通工事が済んでる物件かどうかを確認する方法としては
 ・不動産会社、大家さん、管理会社に聞く
 ・内見時に光コンセントの有無を確認
 ・光回線事業者の公式サイトで確認(集合住宅のみ)
などがあるのよ。

物件を取り扱ってる不動産会社や管理会社、物件のオーナーである大家さんに
光回線の開通工事が済んでるかどうかを聞くのが一番手っ取り早いわね。

また光回線の開通工事が済んでる物件には「光コンセント」が設置されてることが
多いから、内見時に光コンセントの有無を確認すれば光回線の開通工事が
済んでるかどうかが分かるわ。

マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、
光回線事業者の公式サイトで開通工事済みかどうかが確認できるわよ。

不動産会社、大家さん、管理会社に聞く

光回線の開通工事済み物件かどうかを確認する一番手っ取り方法は、
その物件を取り扱ってる不動産会社や管理会社、物件のオーナーである大家さんに
直接聞くことよ。

光回線が開通してることは有利な条件だから、開通工事済みだったら不動産会社や
管理会社、大家さんに聞けば必ず教えてくれるわ。

また開通工事が済んでなくても光回線が使えないわけじゃないから、
光回線が未開通でも不動産会社などはちゃんと教えてくれるはずね。

ただ物件に光回線を開通させるかどうかは大家さんの判断だから、不動産会社や
管理会社は開通工事済みかどうかを分かってないことも少なからずあるの。

また大家さんが年配の方だったりすると、
集合住宅だと共用部までしか開通してないのか各部屋まで開通済みなのかまでは
把握してないってこともあったりするわ。

だから不動産会社や管理会社、大家さんに聞くのが一番手っ取り方法では
あるんだけど、必ずしも光回線の開通工事済みかどうかが分かる方法じゃないのよねぇ。

内見時に光コンセントの有無を確認

物件の内見をした時に宅内に光コンセントの有無を確認しておけば、
その物件が光回線開通済みか否かが分かるわ。

光回線サービスを提供している事業者の多くは、
開通工事で宅内に「光コンセント」というものを設置してるの。

光コンセントはそのものずばり「光回線に繋がるコンセント」で、
光コンセントが設置されてる物件は光回線が開通してる可能性がかなり高いのよ。

反対に光コンセントが設置されてない物件は光回線が開通してない可能性が高くて、
入居後に開通工事を行う必要があるのね。

ちなみに光コンセントには「光」のロゴが入ってて、さらに差込口が下向きについてる
ことが多いから、注意深く見てれば電気のコンセントと間違える心配は無いわ。

光コンセントが設置されてれば、全ての光回線が使える?

光コンセントが設置されてる物件だからって、
 ・フレッツ光
 ・光コラボ
 ・auひかり
 ・NURO光
 ・電力系光回線
の中から好きな光回線を選んで使えるってわけじゃないわ。

宅内に設置されてはいるんだけど、
光コンセントは入居者の所有物じゃなくて光回線事業者の所有物なのよ。

だから物件に設置されてる光コンセントは、
その光コンセントを設置した光回線事業者しか使うことができないわけ。

例えばフレッツ光の光コンセントが設置されてる場合、その光コンセントを使って
auひかりやNURO光、電力系光回線を利用することはできないってこと。

もしフレッツ光の光コンセントが設置されてる物件でauひかりなど他の光回線を
使いたいなら、改めて開通工事を行って別途光コンセントを設置することになるわ。

なので内見時には光コンセントを有無だけじゃなくて、
どの事業者の光コンセントが設置されてるのかも確認しておきましょう。

ちなみにドコモ光などの光コラボはフレッツ光の回線を使うから、
フレッツ光の光コンセントを使って光コラボを利用することはできるわよ。

光コンセントが設置されてても光回線が開通していないこともある?

先の不動産会社などに聞く方法と同様に、光コンセントの有無でも
光回線が開通しているかどうかを確実に判断できるわけじゃないのよ。

実は光コンセントが設置されてる物件でも、
開通工事を行わないと光回線が使えないこともあるのよねぇ。

例えば新築物件では、どうせ必要になるだろうからということで、
光回線の開通工事は行ってないけど光コンセントだけ設置されてることがあるわ。

この場合光コンセントはあるけど光回線は開通してないから、
入居後に光回線を使うには光回線の開通工事を行わないとダメなの。

また新築でなくても、前の入居者が出ていく時に光回線を撤去して光コンセントだけ
残ってるってこともあるわね。

さらに光コンセントがあって光回線も開通してるんだけど、宅内配線の一部が
断線してて改めて工事しないと光回線が使えないってこともあるのよ。

だから光コンセントが有る物件は光回線が工事済みである可能性が高いだけで、
必ずしも光回線が開通してるとは限らないわ。

光コンセントが無くても光回線が工事済みなこともある?

光コンセントがあっても光コンセントが工事済みじゃないこともあれば、
反対に光コンセントが無いけど光回線が工事済みとなってるケースもあるのよ。

NTTのフレッツ光やフレッツ光の回線を使う光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)は、
工事済みであれば光コンセントが設置されてるわ。

フレッツ光とは別の回線を使うauひかりやNURO光も、
それぞれ開通工事で光コンセントが設置されるようになってるの。

ところがコミュファ光やeo光などの電力系光回線では、
開通工事を行っても光コンセントが設置されないことがあるのよね。

実際に私が大阪の友人宅に遊びに行った時、友人宅ではeo光を使ってるんだけど、
確かに光コンセントは無かったわ。
(電信柱から引き込んだ光ケーブルを直接ONUに接続)

だから電力系光回線を使ってる物件では、
光回線が工事済みなのに光コンセントが設置されてないこともあるのよ。

ただ電力系光回線では解約時に回線を撤去しないといけないこともあるから、電力系
光回線を導入してる物件で前の入居者が使ってた回線が残ってないこともあるのね。

光回線事業者の公式サイトで確認

マンションやアパートなどの集合住宅であれば、
光回線事業者の公式サイトで光回線の工事済み物件かどうかが確認できるのよ。

フレッツ光はもちろん光コラボでも、auひかりでも、NURO光でも、
コミュファ光などの電力系光回線でも公式サイトで工事済み物件の確認ができるわ。

これから紹介する方法で戸建てを調べても、
その戸建てでそれぞれの光回線サービスが利用できるかどうかが分かるだけで、
工事済みかどうかまでは分からないの。

また開通工事が行われた情報が公式サイトに反映されるまで少し時間が
かかることもあって、公式サイトでは工事済みじゃないとされてる物件でも
実際には工事済みになってることもあるわ。

ちなみにauひかり・NURO光・電力系光回線はそれぞれの公式サイトで良いんだけど、
光コラボは光回線事業者じゃなくてNTTの公式サイトで確認してね。

光コラボはフレッツ光の回線を借りる形で光回線サービスを提供してるから、光回線の
工事済み物件かどうかはフレッツ光の回線事業者であるNTTでないと分からないのよ。

またフレッツ光や光コラボを利用してる場合、 新潟・長野・山梨・神奈川以東の都道県に
ついてはNTT東日本、富山・岐阜・静岡以西の府県についてはNTT西日本の
公式サイトで調べてね。

NTT東日本エリアでフレッツ光工事済み物件を調べる

新潟・長野・山梨・神奈川以東のエリアでは、NTT東日本のフレッツ光公式サイトにある
「住所選択」で工事済み物件を調べることができるのよ。

Googleなどの検索サイトで「フレッツ光 東日本 住所選択」などと検索して、
NTT東日本のフレッツ光公式サイトの住所選択のページにアクセスするの。

そうすると「提供状況のご確認」というページが表示されるから、
工事済みかどうかを調べたい集合住宅の郵便番号と住所を入力してね。

さらに集合住宅を選択して「次へ」進むと集合住宅の一覧が出てくるから、
調べたい集合住宅の名前を選択するのよ。

集合住宅の名前を選択して「ご指定の住所はフレッツ光の提供エリアです」と
表示されたら、その集合住宅はフレッツ光が開通してると思って大丈夫だわ。

集合住宅の名前を選択して「ご指定の住所は、詳しい状況確認が必要です」と
表示された場合は、その集合住宅にはフレッツ光が開通してない可能性が高いのね。

NTT西日本エリアでフレッツ光工事済み物件を調べる

富山・岐阜・静岡以西のエリアでフレッツ光工事済み物件を調べるんだったら、
まずGoogleなどで「フレッツ光 西日本 提供エリア」というキーワードで検索するの。

そしてNTT西日本のフレッツ光公式サイトのエリア判定にアクセスして、
「お住いのタイプの選択」で「マンション(集合住宅)」を選択。

さらに
 ・郵便番号
 ・府県
 ・電話番号
で住所を絞り込んでいくと、その住所にある集合住宅の一覧が表示されるわ。

あとは先のNTT東日本の時と同じで、調べたい集合住宅の名前を選択すれば、
その物件がフレッツ光の工事済みかどうかが分かるのよ。

ただ先のNTT東日本の時と違って、NTT西日本のエリア判定では、
フレッツ光の工事が済んでても済んでなくても「ご指定の住所はフレッツ光の
ご提供エリアです」と表示されるから分かりにくいのよねぇ。

NTT西日本のエリア判定では「ご指定の住所はフレッツ光のご提供エリアです」の下に、
 ・「マンション・スーパーハイスピードタイプ」と表示・・・工事済み
 ・「ファミリー・ハイスピードタイプ」と表示・・・工事済みじゃない
となるの。

ちなみに「ファミリー・ハイスピードタイプ」は戸建て用のフレッツ光サービスで、
集合住宅で戸建て用サービスしか使えないってことは、
その物件に集合住宅用のフレッツ光が導入されてないってことになるわけね。
(他の光回線が開通済みもしくは光回線自体が未開通)

auひかり・NURO光・電力系光回線の工事済み物件を調べる

フレッツ光以外の回線を使う
 ・auひかり
 ・NURO光
 ・電力系光回線
の工事済み物件を探すのも、基本的にはフレッツ光と同じ方法よ。

auひかりなら「auひかり 提供エリア」といったように「光回線サービス名+提供エリア」で
検索して、それぞれの光回線事業者の公式サイトにあるエリア判定ページに
アクセスするの。

郵便番号などで住所を絞り込んでいくと、最後に集合住宅の一覧が表示されるわ。

フレッツ光では絞り込んだ住所周辺にある集合住宅が全て一覧に表示されるけど、
auひかりなどでは工事済みの集合住宅の名前しか表示されないようになってるのよ。

例えばauひかりのエリア判定ページで住所を絞り込んで表示された集合住宅は、
既にauひかりが工事済みであるってことになるわけね。

ちなみにauひかりは全国で利用できるけど、NURO光は
 ・北海道
 ・関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城)
 ・東海(愛知、静岡、岐阜、三重)
 ・関西(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良)
 ・九州(福岡、佐賀)
でしか現状では利用できないわ。

また電力系光回線は
 ・コミュファ光(中部電力)
 ・eo光(関西電力)
 ・MEGA EGG(中国電力)
 ・Pikara(四国電力)
 ・BBIQ(九州電力)
の5つで、いずれもそれぞれの電力会社の管内でしか利用できないのよ。

工事済みの物件だとすぐに光回線が使える?

先に紹介したいくつかの方法で物件で光回線が工事済みかどうかが調べられるけど、
工事済みの物件だからって引っ越し後すぐに光回線が使えるわけじゃないのよ。

あくまで光回線の工事済み物件っていうだけであって、
光回線を利用するには別途利用申し込みをしないといけないわ。

入居することが決まった後に工事済みの光回線事業者に利用申し込みをして、
事業者側で利用者登録や回線の切り替え工事が実施されてようやく光回線が
使えるようになるのね。

工事済みの物件の場合は派遣工事と言われる大がかりな工事は不要だから、
申し込みから大体1週間ぐらいで光回線が使えるようになるわ。

派遣工事が必要な場合に比べると申し込みから利用開始までの期間が
かなり短いんだけど、それでも1週間ぐらいはかかるのよ。
(派遣工事を行う場合は申し込みから利用開始まで1か月はかかる)

だから引っ越してすぐに光回線を使いたいんだったら、入居が決まった段階ですぐに
申し込んで、入居日に合わせて回線の切り替え工事を行ってもらうようにしましょう。

工事済み物件の方が光回線利用者の負担が大きい!?

工事済み物件と開通工事が済んでない物件では、
工事済み物件の方がはるかに早く光回線を使い始めることができるわ。

でも実際に光回線を使い始める際に利用者にかかる負担は、
開通工事が済んでない物件より工事済み物件の方が大きかったりするのよ。

工事済み物件で光回線の利用を申し込むと、
事前に契約書類とともに終端装置であるONUが送られてくるの。

送られてきたONUは回線の切り替え工事が行われる前日までに、
利用者自身の手で設置しておかないといけないのよね。

設置と言ってもONUと光コンセントをLANケーブルで繋ぐだけだから、
これはそんなに大きな負担にはならないわ。

問題は回線の切り替え工事が行われた後に、実際にインターネットが使えるかどうかの
開通確認も利用者自身が行わないといけないってことなの。

ONUとパソコンをLANケーブルで接続、パソコンで光回線の接続設定を行って、
パソコンがインターネットに繋がるかどうかを確認するのよ。

ここでもしインターネットに繋がらない場合は、LANケーブルがちゃんと挿さってるかを
確認して接続設定をやり直した上で、光回線事業者に利用者が問い合わせることに
なるわ。

派遣工事を行う場合でも光回線の接続設定は自分でしないといけないんだけど、
工事業者の人がONUの設置から開通確認まではしてくれるの。

インターネットに繋がらなかった場合の光回線事業者とのやり取りも、
工事業者の人がやってくれるのよ。

工事済み物件だからって手間がかからないってわけじゃなくて、
工事済み物件の方が光回線を使うまでには手間がかかることもあるのよねぇ。

工事済み物件ですぐに光回線が使えることもある

同じ工事済みでも
 ・光回線完備
 ・インターネット無料
という物件では、特に手続きしなくても入居後すぐに光回線が使えるわ。

「光回線完備」や「インターネット無料」の物件は、すでに光回線が開通してるだけ
じゃなくて光回線事業者やプロバイダとの契約も済んでるのよ。

だから特に手続きしなくても、入居後すぐに光回線が使えるってわけ。

ただ光回線完備やインターネット無料の物件では、
家賃に光回線やプロバイダの利用料が含まれてるのよね。

そのため家賃が相場より高めに設定されてて、
光回線を使わないとかえって損することになっちゃうの。

また光回線事業者やプロバイダも入居者は選べないし変更することも難しいから、
物件に導入されてる光回線の使い勝手が良くなくても使い続けるしかないわ。

     
   

まとめ

光回線の工事済み物件かどうかの確認方法としては
 ・不動産会社、大家さん、管理会社に聞く
 ・内見時に光コンセントの有無を確認
 ・光回線事業者の公式サイトで確認(集合住宅のみ)
の3つがあるわ。

ただいずれの方法も100%確実に工事済み物件であるかどうかを確認できるわけ
じゃなくて、最終的には実際に入居してみないことには分からないの。

とは言え、先の3つの内2つあるいは3つとも使えば、工事済み物件かどうかが
100%じゃないにしてもかなり高い確率で確認することができるわよ。

「入居してから使いたい光回線が使えないことが分かった」なんてことが無いように、
引っ越しの物件探しの際は先の3つの方法を駆使して工事済み物件かどうか
確認しましょう。

   
   

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