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HPパソコンはかなりひどい?本当はひどくない?

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Googleなどで「HPパソコン」について検索すると、
第二キーワードとして「ひどい」「壊れやすい」といったネガティブワードが出てきます。

ではHPパソコンがひどいと言われるのはなぜなのか、
本当にひどいのかなどについて詳しく見ていきましょう。

     
   

HPパソコンがひどいと言われる原因

HPパソコンがひどいと言われる大きな原因の1つと考えられるのが
「サポート対応」です。

サポート受付は
 ・電話
 ・LINE
 ・X(旧Twitter)
で受け付けており、LINEとXは24時間365日対応となっています。

しかし電話での受付は基本的に土日祝日を除く平日の9時から18時と
曜日・時間が限られているのです。

メーカーによっては電話も24時間対応となっていることもありますし、
24時間でなくても21時22時と比較的遅くまで対応してくれるケースもあります。

平日の9時から18時は定時で働いている人には利用しにくい時間帯ですから、
サポートの対応が悪いと感じてしまうわけです。

サポートのオペレーターが外国人

HPパソコンのサポートがひどいと言われる理由には、
「オペレーターが外国人」ということもあります。

HPには日本法人がありますが、
HPパソコンの日本向けサポートセンターは日本ではなく中国にあるようです。

オペレーターのほぼ全てが中国人で、
もちろん日本語は話せるものの細かいニュアンスが伝わりにくいことがあります。

全ての中国人オペレーターに言っていることが伝わりにくいわけでありませんが、
伝わりにくいオペレーターが多いということです。

オペレーターによって日本語の理解度が違っていることもあって、
繋がったオペレーターによって利用者の満足度が変わるといったこともあります。

言い方は悪いですが、「外れのオペレーター」に繋がるとこちらの言いたいことが
あまり伝わらずに十分なサポートが受けられないことになるわけです。

納期がひどい

HPパソコンがひどいと言われるのには「納期」の問題もあります。

公式オンラインショップなどネット通販でHPパソコンを購入すると、
即納モデルでもすぐには手元に届きません。

公式オンラインショップで即納モデルのHPパソコンを購入した場合の納期は、
最短で5営業日となっています。
(参照:https://jp.ext.hp.com/campaign/business/others/meet_deliverydate/)

土日祝日を挟むと、
即納モデルでも手元に届くまで1週間以上かかってしまうこともあるのです。

在庫が無いと納期は当然延びますし、カスタイマイズモデルとなると手元に届くまでに
1週間どころか1か月以上かかることもあります。

HPと同じパソコンの世界的メーカーであるLenovoは最短3日ですし、
DELLは1~3日での発送となっています。

カスタマイズモデルでも、日本のメーカーだと
 ・ドスパラ 1~2日
 ・マウスコンピューター 1~3日
 ・パソコン工房 最短3日
とHPの即納モデルよりも早く手元に届く可能性があるのです。

カスタマイズモデルを最短1日で発送できるメーカーがあることを考えると、
即納モデルでも最短5日のHPパソコンは納期がひどいと言われても仕方ありません。

納期がなかなか確定しないことも

公式オンラインショップでHPパソコンを購入した場合、
納期がなかなか確定しないといったこともあります。

通常はオンラインショップで注文して代金の決済が完了した時点で受注となり、
注文したモデルの在庫があればその時点で納期が確定するのです。

カスタマイズモデルでも本体とパーツに在庫があれば、
代金の決済が完了して受注となった時点で納期が分かります。

本体やパーツが在庫切れとなっている場合は在庫切れであることを知らせるメールが
届き、商品が入荷した時点で納期確定となります。

納期確認までの流れは他メーカーとほとんど同じですが、本体やパーツが在庫切れで
納期が確定しない場合の対応がHPは良くないとされているのです。

入荷予定に関する連絡も無く1か月以上放置されたケースもあれば、
入荷予定時期が1か月後から2か月後3か月後と次々に延びたとケースもあります。

中には入金したにも関わらず、注文の際の入力情報に不備があったとして連絡なしで
キャンセル扱いとなったという意見も見られました。
(自ら納期確認の連絡をして発覚)

納期確認の連絡をした途端に納期が確定したといったケースもあり、
納期に関するHPの対応は決して良いとは言えません。

HPパソコンは壊れやすくてひどい

HPパソコンについてGoogleで検索すると、
「壊れやすい」という第二キーワードが出てきます。

実際に掲示板やSNSなどでHPパソコンの評判を調べていると
 ・不具合が多い
 ・マザーボードとCPUを交換したのにフリーズする
 ・購入から1か月も経たないのに毎日何かしら不具合が発生
 ・購入から3年でバッテリーが1時間もたない
 ・キーボードの調子が悪い
などの意見が見られました。

投稿者がどういった使い方をしているかが分からないので、
一概にHPパソコンが壊れやすいとは言えません。

ただ「不具合が多い」という意見が多く見られるのは事実です。

ノートパソコンのバッテリー交換が簡単にできない

壊れやすいに関連して、HPのノートパソコンは「バッテリーが簡単に交換できなくて
不便」という意見も少なからず見られました。

HPのノートパソコンはバッテリーが本体内部に付いているので、
交換するには本体を分解しなければいけません。

下手に分解するとメーカー修理が受けられなくなる恐れもあり、
HPパソコンのバッテリー交換はメーカーに依頼せざるをえないのです。

同じ海外メーカーであるDELLのノートパソコンは本体外側にバッテリーが付いていて、
分解しなくても交換可能です。

HPパソコンはひどくない

ここまでに紹介した情報だけを見ると「HPパソコンはひどい」と思ってしまいますが、
実際はHPパソコンはそれほどひどくはありません。

まずサポート受付に関してですが、
土日祝日を除く9時から18時は海外メーカーでは標準的です。

LINEやチャットだけでなく電話でのサポートも24時間365日対応となっているのは、
日本メーカーぐらいです。

海外メーカーはサポート受付が平日のみで時間もそれほど長くないのが普通で、
24時間365日対応は有料オプションなのが一般的となっています。

HPには24時間365日対応オプションはありませんが、
有料の「なんでも相談サービス」に加入すると365日9時から21時の受付となります。

日本メーカーはパソコン価格がサポートも含めたものとなっているため、
有料オプションを付けなくても手厚いサポートが受けられるのです。

海外メーカーは手厚いサポートは有料オプションで、
本体価格にサポート料金が含まれないので安く買えるわけです。

有料のサポートオプションを付ければ、
HPパソコンのサポートは他メーカーと比べてもひどいとは言えません。

オペレーターのレベルは低くない

HPのサポートオペレーターは日本語を話せる外国人で、
日本語の細かいニュアンスが通じにくいことがあるのは事実です。

ただオペレーターとしてのレベルは決して低いわけではなく、
パソコンに関する知識は豊富に持っていて大抵のトラブルには対応できます。

日本語でもちゃんと言いたいことが伝わった、
英語だとスムーズにコミュニケーションが取れたという意見も見られました。

多少日本語の対応が十分とは言えないオペレーターも居ますが、
全体的に見ればHPのサポートオペレーターのレベルは低くありません。

パソコンの納期は購入画面で確認できる

HPパソコンの納期が遅い問題ですが、HPの公式オンラインショップであれば
購入画面で大体の納期が確認できるようになっています。

在庫切れの情報も確認できますし、
即納モデルでも納期が遅れそうな場合は事前に分かるようになっているのです。

どうしても在庫切れのモデルが欲しい場合はともかくとして、在庫切れになっている
モデルを避けて注文すれば納期が大幅に遅れることはあまりありません。

ただHPはそもそも在庫が少なく、
再入荷にも時間がかかる傾向が他メーカーよりも強いです。

注文後に在庫切れとなって納期がなかなか確定しないこともあり、
その点については改善が待たれます。

HPパソコンは壊れやすくない

HPパソコンは壊れやすいという意見も多く見られますが、
他メーカーと比べて特に壊れやすいとは言えません。

掲示板やSNSで見られた「HPパソコンは壊れやすい」という意見の多くは、
初期不良によるものと考えられます。

HPに限らず全メーカーで初期不良を抱えたパソコンが販売されることはあります。

HPは2022年度のパソコン出荷台数がLenovoに次ぐ世界2位の多さで、
出荷台数に比例して初期不良を抱えたパソコンが多く見つかっているだけです。

初期不良のパソコンについては、HPのサポートに問い合わせれば
無償での修理や代替品との交換、返金などの対応を取ってもらえます。

バッテリー交換が簡単にできないことは大きな問題ではない

HPのノートパソコンはバッテリー交換が簡単にできませんが、
バッテリー交換が簡単にできないことは大きな問題にはならないです。

持ち運んで使うことを前提としたモバイルパソコンなら、
バッテリーが劣化することで使いにくくなることはあります。

しかし自宅やオフィスに据え置いて使うノートパソコンは、
バッテリーが劣化しても電源コードを繋いでおけば普通に使えます。

モバイルパソコン以外であれば、
バッテリーが簡単に交換できないことはHPパソコンのデメリットにはなりえません。

     
   

まとめ

ネットの一部で「HPパソコンはひどい」とされることがあり、
実際にひどいと言われても仕方ない部分がHPパソコンにあるのも事実です。

しかしユーザーが海外メーカーの特性を知らないだけ、
パソコンの使い方を間違っているだけといったケースも少なくありません。

HPパソコンの特性を知って正しい使い方をすれば壊れやすいということはなく、
長期間に渡って使用することも可能です。

   
   

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