Wi-Fi

サイトサーベイって何?利用するのにかかる費用は?

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こんにちは、ノラです^^

ここのところインターネット回線の高速化が進んでて、スマホなどのモバイル回線では
5G、光回線だと最大5Gbps10Gbpsのサービスが開始されてるわ。

そうなると学校ではオンライン授業、会社ではWeb会議システムを利用した
テレワークなどが活発に行われるようになるわね。

授業や仕事を効率的にオンライン化するのに便利なサービスが
「サイトサーベイ」というものなの。

以前からあるサービスなんだけど、インターネット回線の高速化で授業や仕事の
オンライン化が進むようになったことで注目を集め始めてるわ。

でもサイトサーベイってあまり聞き馴染みの無いサービスだし、
いったいどんなサービスなのか見当も付かないって人も多いんじゃないかしら。

そこでどんなサービスなのか、利用するのにどれぐらいの費用が掛かるのかなど
サイトサーベイについて詳しく紹介していくわね。

     
   

サイトサーベイってどんなサービス

サイトサーベイは簡単に言うと、
無線LAN(Wi-Fi)の電波を調査するサービスのことなの。

住宅のような比較的狭い空間だとWi-Fiルーター1台で賄えちゃうけど、
学校やオフィスってなると建物全体でWi-Fiを使おうと思ったら
複数台のWi-Fiルーターが必要になるのよ。

でもWi-Fiの電波って目に見えないから、学校やオフィスの中でWi-Fi電波が
届きやすい場所とか届きにくい場所とかってのが分かりにくいわ。

Wi-Fi電波が届かない場所を無くそうとそこらじゅうにWi-Fiルーターを置くと、
Wi-Fiルーター同士が電波干渉を起こしてかえってWi-Fiが使いにくくなったり
するのよね。

サイトサーベイは建物内のWi-Fi電波を調査して、どこにWi-Fiルーターを設置すれば
効率よく建物全体でWi-Fiが使えるかを提案してくれるの。

ものすごく簡単に言うと、本来は目に見えないWi-Fi電波を
目に見えるようにしてくれるのがサイトサーベイなのね。

Wi-Fi電波が届く場所と届かない場所を明確にする

実際にサイトサーベイがどういった調査をするかと言うと、まずは学校やオフィスなどの
建物内でWi-Fi電波が届いてる場所と届いてない場所を明確にするのよ。

基本的には専用の機器を使って建物内を歩き回ってWi-Fi電波の強度を測るんだけど、
費用によってはスマホアプリを使うこともあるらしいわ。

設置されてるWi-Fiルーターの位置や向きを変えたりして、どこにどの向きで
Wi-Fiルーターを置くと建物全体にWi-Fiルーターを行き渡るかも調べてくれるの。

少し話は変わるけど、Wi-Fi電波って木材にぶつかっても
多少は通り抜けられるんだけど、金属にぶつかるとほとんど通り抜けられないのよね。

そのため壁材によってWi-Fi電波の伝わり方も変わるから、
建物が木造なのか鉄筋コンクリート造なのか、
壁材には何が使われているのかなどもしっかり考慮して調査してくれるのよ。

ローミングがスムーズかどうか

ノートパソコンなどをインターネットに接続したまま建物内を移動する際のローミングが
スムーズにできるかどうかも、サイトサーベイではちゃんと調査してくれるわ。

学校なんかだとタブレットを持って教室を移動することもあるだろうし、
オフィスだと自分のデスクで使っているノートパソコンを他の部屋に持っていって
使うこともあるわよね。

そうやって場所を移動した際に、よりWi-Fi電波が強い方のWi-Fiルーターに
接続が切り替わるのがローミングなの。

無計画にWi-Fiルーターを設置してると、
場所を移動してより強いWi-Fi電波があるにも関わらず、
さっきまで居た場所の弱い方のWi-Fiに接続したままになったりするのよ。

建物内に電波が行き渡るようにWi-Fiルーターを設置してても、
ローミングがスムーズにできないとあまり意味がないのよねぇ。

サイトサーベイでは、Wi-Fi電波が届く範囲を考慮した上で、
スムーズにローミングができるWi-Fiルーター同士の間隔を導き出してくれるわ。

電波干渉のチェック

サイトサーベイでは、他の機器が発する電波によってWi-Fiが干渉を受けてないかや
Wi-Fiルーター同士で電波干渉を起こしてないかもチェックするのよ。

Wi-Fiでは
 ・2.4GHz
 ・5GHz
という2種類の電波が使われてるけど、2.4GHzの方は電子レンジとか
コードレス電話機などの電化製品でも使われているわ。

そのため電子レンジが置いてある給湯室のようなところの近くやコードレス電話機を
使ってる部屋ではWi-Fiが繋がりにくくなったりするのね。

いくつかテナントが入ってるようなビルだと、下の階にあるコンビニでお弁当などを
温めるのに使う電子レンジが電波干渉の原因になることもあるんだって。

またオフィス街では、近くのオフィスビル内で使われているWi-Fi電波が
こちらのビルにまで届いて電波干渉の原因となることもあるわ。

学校や会社内だけの問題ならまだ自分たちで見つけられるかもしれないけど、
他のフロアや建物からの影響ってなるとサイトサーベイで調査してもらわないと
分からないわね。

Wi-Fiルーター同士が近いと電波干渉が発生する

通常は建物全体でWi-Fiの使い方を考えなきゃいけないんだけど、
会社によっては部署ごとにWi-Fiルーターを設置しちゃってることがあるのよ。

さすがに同じ部屋の中だとそういうことは無いかもしれないけど、部署ごとに部屋が
分かれてるとそれぞれの部屋に複数台のWi-Fiルーターが設置されてたりするわ。

同じ周波数の電波を使う他の電化製品から干渉を受けるんだから、同じ2.4GHzと
5GHzの電波を使うWi-Fiルーター同士でも当然電波干渉が発生するのよねぇ。

本来は隣り合う2部屋でWi-Fiルーターが2台あれば十分なのに、
それぞれ2台ずつ設置することで電波干渉が起こったりしちゃうわけ。

単に横の連携ができてないだけと言えなくもないけど、Wi-Fi電波は目に見えないから、
隣の部屋で使ってるWi-Fiルーターの電波がこちらの部屋にまで届いてるか
分からないからこういうことが起こるのよ。

サイトサーベイでWi-Fi電波を見える化すれば、Wi-Fiの非効率が解消されて、
快適にWi-Fiが使えるようになるわ。

Wi-Fi電波は気象レーダーや航空レーダーの影響を受ける!?

なんか都市伝説みたいな話なんだけど、
Wi-Fi電波って気象レーダーとか航空レーダーの影響を受けるのよ。

Wi-Fiでは2.4GHzともう1つ5GHzの電波を使ってるんだけど、
その5GHzの電波は気象レーダーとか航空レーダーでも使われているの。

しかも、Wi-Fi電波よりも気象レーダーや航空レーダーが優先されるようになってるわ。

だから学校やオフィスなどで気象レーダーや航空レーダーを受信すると、
Wi-Fiの5GHzの電波が一時的に使えなくなっちゃうのよ。

少し難しい話をすると、同じ5GHzの電波にはいくつかチャネルがあって、
気象レーダーや航空レーダーを受信した時に使えなくなるのはそれぞれが使ってる
チャネルだけ。

例えば100chの5GHz電波を使ってる気象レーダーを受信したら、
Wi-Fiでは100chの5GHz電波が30分程度使えなくなるってことなの。

でも他のチャネルは使えるからWi-Fiルーターは他に使える5GHz電波のチャネルを
探すんだけど、そのチャネルの切り替えに1分かかっちゃうのよ。

サイトサーベイではこうした気象レーダーや航空レーダーの影響も考慮して、
2.4GHzを使うか5GHzを使うかといったことも提案してくれるわ。

ヒートマップを作成して、Wi-Fiルーターの最適な設置位置も提案

サイトサーベイは単にWi-Fi電波を調査するだけじゃなくて、
その調査結果を「ヒートマップ」にしてくれるの。

ヒートマップはWi-Fi電波の強度を場所ごとに色分けしたもので、
地図の等高線のようにWi-Fi電波の強い場所弱い場所が一目で分かるように
なってるのよ。

さらにこのヒートマップを元に、Wi-Fiルーターの最適な設置位置の提案もしてくれるわ。

建物全体にWi-Fi電波が行き渡るようにするだけでなく、
ローミングもスムーズに行えるようにWi-Fiルーターを再配置。

また電波干渉を受けにくくなるように、
Wi-Fiルーターごとの電波の周波数の変更なんかも提案してくれるのね。
(2.4GHzを5GHz、5GHzを2.4GHzに変更)

サイトサーベイを利用した結果、Wi-Fiルーターの設置台数が減ることも

サイトサーベイを利用してWi-Fi電波を見える化してWi-Fi電波が届かない場所が
発見されたら、普通はそこにもWi-Fi電波が届くようにWi-Fiルーターを増設しようと
考えるわよね。

でも実際には、サイトサーベイを利用してWi-Fi電波が届いてない場所が
見つかったのにも関わらず、Wi-Fiルーターの設置台数が減ることもあるのよ。

実際にあるオフィスでサイトサーベイを利用してWiFi環境を改善したところ、
以前は8台のWi-Fiルーターを使っていたのが改善後は6台に減ったわ。

もちろんサイトサーベイを利用した結果Wi-Fiルーターの台数が増えることも
あるだろうけど、逆にWi-Fiルーターが減ってWi-Fiが使えるエリアが広がるってことも
あるのね。

Wi-Fiルーター再配置後の調査もしてくれる

サイトサーベイで提案されたようにWi-Fiルーターを再配置したは良いけど、
それで本当に建物のWi-Fi環境が改善されたかどうかは分からないわよね。

多くの業者では、サイトサーベイでWi-Fi環境の改善方法を提案するだけでなくて、
改善後のサイトサーベイも行ってくれるようになってるの。

だから提案通りにWi-Fiルーターを再配置したら、もう1度調査してヒートマップを
作成して、再配置前と後でWi-Fi環境がどう変わったかまで見せてくれるのよ。

費用は後述するけど、それなりの費用を払ってサイトサーベイを利用して提案に
従ったのに、事前と事後でWi-Fi環境が変わってるかどうかが分からないと
サイトサーベイを利用する価値が低くなるわ。

でも事後にも調査してWi-Fi環境の変化も見える化してくれれば、
それなりの費用を払ってサイトサーベイを利用する価値があるんじゃないかしら。

サイトサーベイの利用にかかる費用

サイトサーベイでWi-Fi電波を見える化できるのは良いんだけど、
調査してもらうのにどれぐらいの費用がかかるのかが心配よね。

単に調査するだけなら機器さえあればできるけど、調査を元にヒートマップを作ったり、
色々な提案をするには専門的な知識が必要だわ。

そうすると人件費が高くなって、全体的なサイトサーベイの利用料金も
結構高額になるってことも十分に考えられるわね。

サイトサーベイにかかる費用は
 ・業者
 ・調査内容
 ・調査する場所の広さ
などによって変わってくるわ。

綜合的にWi-Fi電波強度を調査してヒートマップを作成、さらに改善案を提示して、
事後のサイトサーベイを行うというフルコースで100,000~150,000円ぐらいよ。

学校の教室などのように比較的狭い空間のサイトサーベイだったら、
1部屋当たり15,000円ぐらいとなってるわね。

調査する広さの基準は200㎡

サイトサーベイでWi-Fi環境の調査にかかる費用は広さによっても変わるんだけど、
その基準は200㎡となってるわ。

200㎡までの広さだったら、
先に書いたようにフルコースの調査で100,000~150,000円ぐらいなのよ。

でも調査する範囲が200㎡を超えると100㎡ごとに追加料金が発生しちゃうわ。

追加料金がどれぐらいかかるかは実際に見積もりを取って見ないと分からないけど、
200㎡までの料金の大体半額ぐらいと考えておくと良いわよ。

ある業者では200㎡までは70,000円でサイトサーベイが利用できるんだけど、
200㎡を超えると100㎡ごとに30,000円の追加料金がかかるの。

200㎡までが70,000円で追加料金が100㎡ごとに30,000円だから、
追加料金は津城料金の大体半額ぐらいと思っておくと良いってわけ。

無料でサイトサーベイが利用できる!?

全ての業者じゃないけど、サイトサーベイを行ってる業者の中には条件次第では
無料で調査してくれることもあるのよ。

「配線レスキュービジネス」っていう業者では
 ・30~50㎡程度の広さ
 ・平面図が提出できる
という条件を満たすと無料でサイトサーベイを行ってもらえるのよ。

ただし先に紹介したような本格的な調査じゃなくて、平面図を元に
 ・Wi-Fiを設置する目的
 ・運用方法
などを聞き取りして、
最適なWi-Fiルーターの台数や設置場所を提案してくれるだけなの。

壁などの障害物の影響なんかは考慮してもらえないし、
当然隣の建物などから届く電波なども調べてくれないのね。

また「ネットワールド」でも、サイトサーベイを無料で利用することができるわ。

こちらはWi-Fiルーター1台の電波強度や電波が届く範囲と隣の建物など外部からの
電波干渉について調査してくれるわ。

ただし無料でサイトサーベイが利用できるのは期間限定で、
しかも受付件数に上限もあるから、申し込む前に公式サイトで確認してね。

無料とは言えちゃんと調査してくれるわけだから、提案通りにWi-Fiルーターを
再配置してオフィスのWi-Fi環境が改善されればラッキーよね。

もし思ったほど改善しなかったら、お金を払って本格的なサイトサーベイを
行ってもらえば良いのよ。

     
   

サイトサーベイでWi-Fi電波の見える化までの流れ

サイトサーベイについて詳しく紹介したけど、次はサイトサーベイを利用して
Wi-Fi電波を見える化するまでの流れを見ていくわね。

まずはネットなどでサイトサーベイを行っている業者を探して申し込むの。

ネットなどで一から業者を探しても良いし、
Wi-Fiルーターの設置や建物のLAN配線工事などインターネット関連で
付き合いのある業者にサイトサーベイ業者を紹介してもらうという方法もあるわよ。

法人向けのネットワーク構築やセキュリティ対策、システム導入・保守などを行ってる
業者がサイトサーベイも行ってたりするから、ネットワークを外注してる業者に
相談してみるのもアリね。

サイトサーベイを申し込んだら調査してもらうフロアの平面図を業者に送り、
その平面図を元に
 ・Wi-Fiの運用状況
 ・Wi-Fiルーターの設置場所
などのヒアリングが行われるのよ。

ヒアリングが終わったら、業者の担当者が実際に学校やオフィスに来て
現地調査と事前サイトサーベイが行われるわ。

サイトサーベイを行った結果を分析して、Wi-Fiルーターの設置位置など
Wi-Fi環境の改善策のレポートを作成して提出して調査自体は終了よ。

改善策通りに施工して事後サイトサーベイを行う

業者によっては、事前サイトサーベイの分析結果と改善策のレポートを提出して
サイトサーベイは終わりとなることもあるわ。

でも法人向けの無線LAN工事を請け負っているような業者だと、改善策通りに
Wi-FiルーターやLAN配線を施工して、事後サイトサーベイまで行ってくれるのよ。

レポートの提出で終わる場合は、
改善策は自分たちで実施するか他の業者にお願いして実施してもらうことになるから、
その分サイトサーベイにかかる費用は安くなるわね。

業者によって金額は違うけど、
レポート提出までだったら100,000円ぐらいまでで収まる可能性もあるわ。

それに対して改善策通りに施工して事後サイトサーベイまで行ってもらう場合は、
当然だけどレポート提出で終わる場合よりも費用は高くなるのよ。

事後サイトサーベイまで行ってもらうことになると、
150,000円前後はかかると思っておいた方が良いんじゃないかしら。

まあでも改善策を実施して実際にWi-Fi環境が改善されたどうかまで確認しないと
意味が無いから、事後サイトサーベイまで行ってくれる業者を選ぶのが良いような
気もするわ。

サイトサーベイにかかる費用の見積もりが行われるタイミング

サイトサーベイの大まかな流れを紹介したけど、
その流れのどこかで費用の見積もりが業者から出されるわ。

費用の見積もりが出されるタイミングとしては、ヒアリングと現地調査の間よ。

ヒアリングで大まかな作業内容が決まるから、
その時点で派遣人数だったり使用する機器も決まって費用の概算ができるってわけね。

見積もりの段階ならキャンセル可能だから、
ヒアリングだけして現地調査に進まなければ費用は発生しないの。

また事後サイトサーベイまで行ってもらう場合には、レポート提出時に改善策の施工と
事後サイトサーベイにかかる費用の見積もりが出されるわ。

この時点で断ればレポート提出までの費用で収められるから、
見積金額を見て事後サイトサーベイを行うかどうか決めると良いわよ。

サイトサーベイが申し込める業者

実際にサイトサーベイを利用する場合にはネットで業者を探すことになる場合が
多いだろうから、いくつかサイトサーベイが利用できる業者を紹介しておくわね。

ただし、あくまでサイトサーベイを実施してくれる業者を紹介するだけで、
私がオススメする業者ってわけじゃないから勘違いしないでよ。

サイトサーベイを行っている業者には
 ・NETGEAR
 ・NTT AT
 ・ハイパーサービス&サポート
 ・配線レスキュービジネス
 ・アイ・オー・データ
 ・無線LANBiz
などがあるわ。

「NTT AT」はNTTグループだし、「アイ・オー・データ」は家庭用のWi-Fiルーターの
メーカーだから、結構馴染みのある業者でもサイトサーベイが利用できるのね。

家庭用Wi-Fiルーターのメーカーとして有名な「バッファロー」の名前が入ってないけど、
公式サイトを見る限りでは一応サイトサーベイのようなサービスは行ってるみたいね。

サイトサーベイは個人でも利用できる?

サイトサーベイは個人で利用できないことは無いと思うけど、
各業者のサイトを見る限りでは基本的に法人向けのサービスとなってるわ。

そもそも個人宅だと、よほどの大豪邸でもなければ、
Wi-Fiルーター1台で建物全体にWi-Fi電波を行き渡らせることができるのよねぇ。

それに自宅でインターネットを使う場所って決まってたりして、イ
ンターネットを使う場所のWi-Fi環境が良くない場合はWi-Fiルーターを
少し動かせば済むから、サイトサーベイを利用するまでもないんじゃないかしら。

どうしてもサイトサーベイを利用して自宅のWi-Fi環境を調べたいんだったら
業者に問い合わせても良いけど、私個人としては必要無いと思うわよ。

スマホアプリで自宅のWi-Fi環境が調査できる

自宅のWi-Fi環境を調べたい場合は、わざわざサイトサーベイを利用しなくても、
スマホアプリを使えば良いのよ。

サイトサーベイが実施できるスマホアプリとしては
 ・Wi-Fiミレル
 ・WiFi Analyzer(Androidのみ)
 ・NetSpot(iPhoneのみ)
などがあるわ。

「WiFi Analyzer」はちょっと電波強度のグラフが分かりにくかったりするけど、
「Wi-Fiミレル」と「NetSpot」は業者にサイトサーベイを行ってもらった場合と
同じようなヒートマップを作成してくれるから電波強度が分かりやすいのよね。

いずれも無料で利用できるアプリだから、自宅でのサイトサーベイに興味があるなら
いずれかのアプリを試してみると良いんじゃないかしら。

Wi-Fiの電波干渉で通信速度が遅くなるのはなぜ?

サイトサーベイではWi-Fiルーター同士や他の機器との電波干渉についても
調査してくれるけど、Wi-Fiで電波干渉が発生すると通信速度が遅くなるのは
なぜなのかしら?

パソコンやスマホなどをWi-Fiに接続してインターネットを利用する場合、
Wi-Fiを通して光回線などにデータを送って、それがインターネットサイトに届くのね。

またインターネットサイトから発信されたデータが、
光回線などを通りWi-Fiを通じてパソコンやスマホに送られてくることになるわ。

実はこのWi-Fiでデータをやり取りする時に、
Wi-Fiルーターは周辺にWi-Fiと同じ周波数の電波が飛んでないかチェックしてるのよ。

飛んでなければそのままデータをやり取りできるんだけど、
周辺にWi-Fiと同じ周波数の電波が飛んでると、その電波が無くなるまで
データのやり取りを保留しちゃうの。

Wi-Fi接続でインターネットを使っててサイトにアクセスしようとすると、
電波状況は悪くないのに画面中央でサークルがクルクル回転し続けて
全然繋がらないことってあるわよね。

あれがまさに、周辺にWi-Fiと同じ周波数の電波が飛んでてデータのやり取りが
保留されてる状態なの。

他にも電波干渉によって通信速度が遅くなる要因はあるんだけど、データのやり取りが
保留されることも電波干渉で通信速度が遅くなる大きな要因の1つだわ。

まとめ

サイトサーベイは、
本来目に見えないWi-Fi電波を見えるように調査してくれるサービスのことなの。

単に見えるようになるだけじゃなくて、
現状のWi-Fi環境を改善するにはどうすれば良いのかの提案もしてもらえるのよ。

本格的なサイトサーベイには100,000円以上の費用がかかるけど、授業や仕事の
オンライン化が進んで様々な点で効率化できれば決して高くないと思うわ。

見積もりだけなら無料だし、
業者によっては簡単な調査だけなら無料でやってくれることもあるから、
学校やオフィスのWi-Fi環境に不満があるなら一度問い合わせてみてね。

   
   

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